働き方改革でサラリーマンの悩みが増加? 帰宅を強要する「時短ハラスメント」に賛否両論
働き方改革で仕事の悩みが急増?
23日に放送された、フジテレビ系深夜ニュース番組『THE NEWS α』で「時短ハラスメント」に悩むサラリーマンが特集された。
「こうした人が増えている」とのことだが、ネットでは賛否が分かれている。
■時短ハラスメントとは
国や企業を旗振り役に「働き方改革」が打ち出され、長時間労働の改革が行われる中、サラリーマンの間では様々な問題が生じている。
たとえば、早く家に帰ると怒られるので、公園などで時間を潰してから帰宅する「フラリーマン」や「帰宅恐怖症」と呼ばれる人々も。
さらに、問題は家庭だけにとどまらず、働き方改革に取り組む会社に勤める人の約4割が上司から「残業するな、早く帰れ」と言われる「時短ハラスメント」に悩んでいるようだ。街のサラリーマンは…
「『早く帰れ』と言われる。一応わかりましたと返事はするけど、会社に残っている。仕事のスケジュールを調整したうえで言うのはいいけど、いきなり『帰れ帰れ』というのはよくない」
「下は首を縦に振るしかない。仕事がたくさん残っていても帰るしかない。残った分は次の日に頑張るしかない」
と、早く帰っても仕事の量は変わらないことが悩みのようだ。
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■ネットでは賛否両論
ネットでは「誰のための時短かわからない」や「極端だ」など賛否が別れている。
https://twitter.com/opacho1125/status/933715099767914496
今日みたいなプレミアムフライデーは時短ハラスメントが起きている。
早く帰れ
いいから帰れ!働き方改革を利用して時短ハラスメントが横行している
— ピュアじじい (@purejijii_com) November 24, 2017
今度は時短ハラスメントか
なんでこんなに日本って極端なの?ばかなの?
— ぴーす@localhost.local (@shellblid) November 23, 2017
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■暇なら働きたい?
しらべぇ編集部が全国20〜60代の男女1,342名に「暇な時間の過ごし方」について調査したところ、「働きたい」と回答したのは全体の40.5%にも及んだ。
性・年代別に比較したところ、女性のほうが全体的に労働意欲が高いことがわかった。とくに20、60代の多くの女性は空いた時間に働きに出たいと考えているようだ。
時間は短くなっても業務量が変わらないという意見もあるので、今後は業務量のバランスを考えることが「働き方改革」に求められる要素かもしれない。
(文/しらべぇ編集部・Sirabee編集部)
対象:全国20代~60代の男女1342名(有効回答数)