一年を締めくくる季節のご挨拶 お歳暮を贈る件数はどのくらい?
今年、お歳暮を何件贈るか調査を実施。年収別の集計も。
今年もお歳暮の準備シーズン。お世話になった人たちへのお礼の気持ちや、親しい人との結びつきを大切にする習慣として定着している。
しかし、しらべぇの調査では、今年お歳暮を贈る予定があると回答したのはおよそ4人に1人と、年々古い慣習はなくなりつつある。
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■お歳暮を贈る件数は?
編集部では、全国の20代~60代で、この冬、お歳暮を贈る予定がある男女484名を対象に、贈答件数に関する調査を実施した。
今年お歳暮を送る件数の平均は、3件を少し下回る。「1件」と回答した人が30.3%と最も多く、「2件」の28.7%、「3件」の16.5%と続く。
贈答件数が1~3件だったのは75.5%で、4人に3人が該当する。しらべぇの今年の夏の調査で、お中元を贈る件数を1~3件と答えたのは65.4%で、10ポイントも増えている。
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■高所得者ほど多そうだが…
お歳暮を贈る件数が多い人の特徴を調査すると、年収別では300~500万と700万以上で3割を超えたが、中間の500~700万では17.5%と2割を下回っている。
高所得者ほど件数を多く贈りそうだが、一概にそうではないようだ。
お歳暮ギフトといえば、仕事上での関係作りとするイメージが強いが、贈答意向が低く、また、贈答件数は3件以内に集中している。ごく親しい間柄でのやり取りを重視する傾向があるのだろう。
中には、贈り合うのなら、そもそも必要のない慣習だと考える人も多い。ただし、お歳暮には、感謝の気持ちが含まれていることを忘れないようにしたい。
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(文/しらべぇ編集部・小河 貴洋)
対象:この冬、お歳暮を贈る予定がある全国20代~60代の男女484名(有効回答数)