「テレホーダイ」や「テキストサイト」 インターネット世代を自負する人たち
テレホーダイやテレホーダイなど、インターネット黎明期の思い出も。
スマホを片手に、ニュースやSNSをチェックする時代。インターネットがなかったころには、考えられなかったことである。
そこでしらべぇ編集部では、全国20〜60代の男女1,336名に「自分はインターネット世代だと思う」かの調査を実施した。
■テレホタイム以外にネットをして怒られる
年代別では、20代から30代が多くなっている。
いわゆる、デジタルネイティブに当たる世代だ。
「小学校のときに、親が家庭用にパソコンを購入。当時はダイヤルアップ接続で、親にテレホーダイの時間外は使わないように言われていた。
でも、我慢ができずに使ってしまい、電話代の請求でバレて怒られた記憶がある」(20代・男性)
テレホーダイはNTTが提供していた、指定の電話番号を23時から翌日8時まで定額で利用できるサービスだ。インターネット利用者の大半が契約し、多くの人を寝不足にさせた。
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■ネット黎明期を支えた40代以上は少数派
「ネット黎明期」を盛り上げたのは、現在40代以上の人たち。インターネットの成長を見届けた者として、自身こそ「インターネット世代」と考えている人もいる。
「ワクワクしながらオトナな画像を開くものの、回線が遅いから数分間待った時代。だからこそ文字で伝える、テキストサイトが盛り上がった。今でも新しいサービスには早めに手を出すし、すっかりインターネットにハマっていると思う」(40代・男性)
ただ黎明期を支えた人は、40代以上でも少数派である。インターネットの普及率自体が少なく、一部の人たちの間で楽しまれたものだったのだ。
「自分は古くからネットに親しんでいるけど、周囲の同年代はスマホを持ってからようやくいろいろと試し出した感じ。
今まで使い慣れてないもので若い人に絡もうとするから、Facebookの説教おじさんやTwitterのクソリプおじさんが生まれるのだと思う」(40代・男性)
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■インターネット普及による弊害
小さい頃からネットがある環境は、いいことばかりでもない。
「子供にとってネットがあまりにも身近になり、不特定多数が観ていることを忘れて、調子に乗ったことを投稿し炎上するパターンはよくある。
たぶん昔から、同じようないたずらをする子はいっぱいいたのだろうけど、ネットがないから学校内などで収まっていただけでは」(30代・女性)
またネットは暇つぶしに最適なために、こんな弊害もある。
「無職の頃には、ネットをして1日が終わることがほとんどだった。ネットがなければ、もっと早く社会復帰できたかもしれないと思えるほど。ただ唯一の社会との繋がりになるので、いい部分もあるのかも」(30代・男性)
インターネットは、もはやなくてはならないツール。上手に付き合いながら、便利な生活を楽しみたいものだ。
(文/しらべぇ編集部・ニャック)
対象:全国20代~60代の男女1,336名 (有効回答数)