名産地・岩船の酒米と「不二の井戸」の軟水で二つとない酒を醸す「地酒の中の地酒」とは

新潟県・ふじの井酒造の酒造りを蔵元に取材。

 

①『ふじの井 大吟醸』

年明け早々の厳寒期に醸す、ふじの井酒造の最高峰酒。同蔵で最も長い歴史を持つ一号蔵での仕込みとあって、「否が応でも蔵人の気持ちが引き締まる」と小林社長は語る。 

原料米は、蔵人が栽培する岩船産の「越淡麗」100%。低温で時間をかけて発酵させることで、優雅な香りと気品あふれる味わいに仕上げている。 


 

②『ふじの井 純米大吟醸』

穏やかな香りと、時の流れとともに適度な熟成を経て生まれたまろやかな舌触りとの絶妙なバランスが秀逸な1本。

麹米は蔵人が手がけた「越淡麗」、掛米には村上市朝日村産の「五百万石」を使用しており、新潟県産の酒造好適米の潜在力をいかんなく引き出している。


③『ふじの井 上撰』

新潟県産の原料米、新潟県の酵母、越後杜氏の技。オール新潟で醸されるこの酒は、地域の飲み手にとってなんとも贅沢な日常酒である。

冷やしてすっきりとしたのど越しを楽しみ、温めて甘美な旨味を楽しむ。温度帯の違いによる味わいの妙をじっくりと堪能したい。

・合わせて読みたい→センサーは蔵元自らの手 小さい蔵には効率のいい昔ながらの製法で造る『越後美人』

(取材・文/市田 真紀

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