ウーマンラッシュアワーの風刺漫才が大反響 賛否両論、批判が相次ぐ事態に
ウーマンラッシュアワーが『THE MANZAI 2017』で政治を題材にした風刺漫才を披露した。
17日放送の『THE MANZAI 2017』(フジテレビ系)にウーマンラッシュアワーが出演。
原発、北朝鮮のミサイル、沖縄の米軍基地などさまざまな政治を題材にした「風刺」が大きな反響を呼んでいる。
■原発やオリンピック問題にチクリ
福井県大飯郡おおい町の出身であるボケ担当・村本大輔(37)は、周辺に4基の原発があると説明し、おおい町の店が夜7時には閉店しまうことを挙げ「電気はどこへゆく!」と笑いを誘う。
さらに、「都民ファースト」を掲げていた小池百合子知事が「希望の党」の代表を辞任したことを挙げて「自分ファーストだ」とチクリ。東北や熊本などの被災地問題と2020年の東京オリンピックの新国立競技場を絡め、「豪華な競技場を建てる前に、被災地に家を建てろ!」と主張した。
その他には、沖縄の米軍基地問題の「おもいやり予算」について「アメリカに思いやりをもつ前に、沖縄に思いやりを持て」と声を張り上げ、アメリカにとって日本は、戦闘機などを買ってくれる「都合の良い国」とバッサリと切り捨てた。
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■国民の意識の低さを指摘
2人はそれらのニュースよりも、議員や芸能人の暴言・不倫ばかりが取り上げられることを指摘。その理由について「視聴率がとれるから」「(不倫などのニュースを)見たい人がたくさんいるから」としたうえで、本当に危機を感じないといけないのは、原発や沖縄、被災地の問題ではなく「国民の意識の低さ」と主張した。
そして村本は最後にテレビカメラを指差し、観客と視聴者たちに「お前たちのことだ!」とまくし立て、舞台をあとにした。
さらに村本は18日、自身のツイッターでこのネタについて触れ、「ずっと全国放送でこれをやる今日を待ってた」と明かした。
沖縄で「沖縄の基地問題を沖縄だけに押し付けるな」と言ったらお客さんの拍手が鳴り止まなくなって音響さんが涙流して「ありがとうね」って言った。熊本の益城町で「豪華な競技場建てるなら被災地に家を建てろ」って言ったらまた拍手が鳴り止まなくなった。ずっと全国放送でこれをやる今日を待ってた。
— 村本大輔(ウーマンラッシュアワー) (@WRHMURAMOTO) December 17, 2017