自然遺産の町で200年の時を超え受け継がれてきたもの 新潟・糸魚川『謙信』の蔵
謙信
■米と水と対話しながら心醸す
池原常務:当蔵は越後の名将・上杉謙信が川中島の合戦の折、敵将・武田信玄に塩を贈ったとされる「塩の道」千国(ちくに)街道沿いに蔵があります。
この美談にちなみ、創業以来『謙信』の名を拝命しています。200年の時を超え脈々と受け継がれてきたのは、地元顧客の満足を第一とする酒造りの心です。
越後杜氏が培ってきた技を生かし、酒造りの基本である米と水と対話しながら心醸す、まろやかな酒を育てていきます。
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■小仕込みで目の届く範囲の造り
『謙信』は総米600㎏から2tの小仕込みで、目の届く範囲の造りを実践。今も和釜と甑を使っているのは、柔らかい味わいを大事にするからという。
麹については、夜間は製麹機を一部導入するが、基本は床麹法の手造りを継承。また貯蔵体制を充実させ、特定名称酒はタンク貯蔵、瓶貯蔵共に冷蔵管理を徹底している。 蔵元お薦めのお酒は以下の通りだ。