もうすぐ年末の帰省シーズン 憂鬱になるのは義実家だけじゃない!?

実家に帰ってのんびり…というわけにはいかない人も

2017/12/22 06:30

(Ryan McVay/DigitalVision/Thinkstock)

年内はあと少しがんばれば一般的な会社は仕事納めし、年末年始の休暇に入る人も多いだろう。

国内外に旅行へ行く人もいれば、自宅でのんびり派、友達と近場で遊ぶ派など、さまざまな休みの過ごし方があるが、実家や義実家への帰省をする人は少なくないはず。

定番の休暇予定だが、それだけに「本当は憂鬱」な人もいるのでは?

そこで、しらべぇ編集部では、全国の20~60代の男女1,328名を対象に「年末年始に実家や義実家に帰省するのが憂鬱」な人の割合を調査した。

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■女性は「帰省したくない」人も

全体では29.5%が「帰省が憂鬱」と回答。3割以下ということで、多くの人は休暇の帰省を楽しみにしているといえそう。

男女別では、男性は26.1%に対して、女性は32.9%と女性が高めで、性別・年代別で見ると、

全体に女性が男性を上回るだけでなく、30代女性は44.0%と突出。

結婚していると義実家で気を遣い、独身だと「結婚は?」プレッシャーが高まる…といった要因が考えられる。

ちなみに、未既婚で比較すると

既婚者が未婚より、10ポイントも上回った。

ここは女性だけでなく男性も、結婚すると「自分の実家だけ」というわけにもいかず…といったところか。


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■自分の実家だけど憂鬱

義実家帰省が憂鬱なのはよくあるが、「自分の実家に帰省するのが憂鬱だ」という人に、話を聞いた。

「自分の家に帰るのに、かなり憂鬱ですよ。姉が早く結婚して甥っ子姪っ子がいるのですが、かわいいっちゃかわいいけど、ほとんど怪獣です。それに父親も年なので、DIYとか重いものを運ぶとか、男手をアテにされているところもあって、帰省しても休まらないんですよ。


そろそろ『お前も結婚して、孫の顔を見せろ』系のプレッシャーも高くなってきたし…面倒だから一度、帰らなかったことがあるのですが、その後の母親の文句がすごくて、『これなら数日、耐えたほうがマシだった』レベル。仕方ないから、二泊三日のご奉公のつもりで帰ります」(20代・男性)


「義実家はもちろん気を遣うけど、逆にそれは割り切れるからいいかな。自分の実家のほうが、むしろ面倒かもしれません。お正月は兄や弟家族も集まるのですが、外面のいい両親なので、たまに会う嫁にいい顔をしたい…というシワ寄せが、結局私に来るんですよ。


普通、義実家の帰省が済んで、自分の実家に帰ったら羽を伸ばしてのんびりできるところ、母親に駆り出されて家事をガッツリするハメに…。お嫁さんたちも気を遣って手伝ってはくれるのですが、やっぱり踏み込みにくい領域もあるし、人数が多いと大変。


子供たちも楽しみにしているし、顔も見せてあげたい気持ちはあるけど、帰省を終えて自宅に戻るとグッタリ。夫に理解があって、帰宅すると『これからがママの休暇だね』と、仕事が始まるまでは積極的に家事を手伝ってくれるからいいですけど、自分の実家に帰るほうが憂鬱なのは切ないですね」(30代・女性)


両親も自分の子供には甘えがあるのか、ついつい頼ってしまいがちな展開は少なくなさそう。

とはいえ、なかなか会えない人も多いだけに、少しは「帰って良かった」と思える時間ができるよう、家族でも多少の気遣いが必要なのかも。

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(取材・文/しらべぇ編集部・Sirabee編集部

【調査概要】
方法:インターネットリサーチ
調査期間:2017年11月17日~2017年11月20日
対象:全国20代~60代の男女1,328名(有効回答数)

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