「12月23日の天皇誕生日」は来年で最後 平成が終わると知っている割合は意外にも…
2019年4月30日に終わることが決定した「平成」。どれくらいの人が知っている?
12月23日は天皇誕生日。
天皇陛下は昨年「高齢によって、象徴としての務めを果たすことが難しい」ことを理由に、生前退位の意向を表明。今年「天皇の退位等に関する皇室典範特例法」が制定され、正式に確定した。
さらに12月1日に開かれた皇室会議で、退位日が2019年4月30日に決定。当然ながら、同年5月1日以降は新元号となるが、新たな元号は2018年に発表されるという。
「平成」の終焉は、もう目前なのだ。
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■平成が終わることを知っている?
目前に迫る平成の終わりだが、報道で目にすること以外に、政府や自治体からは特別な周知はされていない気も。一体どのくらいの人が、その事実を認識しているのだろうか。
しらべぇ編集部では、全国の20代〜60代の男女1,328名を対象に「平成が終わることを知っているか」調査を実施。
結果、「知っている」と答えた人は57.9%。日本国民の半数以上は、平成という時代が終わりに向かっていることを認識している。
一方で、42.1%もの人が「知らない」のも事実だ。まだ実感がないということなのだろうが、少々高い気がする割合だ。
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■世代別で傾向が
「平成が終わることを知っている」と答えた人を世代別に見ると、ある傾向が出ている。
20代の割合が46.6%と低く、全年代で唯一、半数以下に。昭和を知らない世代だけに、元号が変わることに対しての関心が低いのだろうか。
近年は、さまざまな書類で西暦での表記や記載が増えていることもあり、日常の中で「今は平成何年か?」をあまり意識していない――といった人も増えていることが、改元への意識を希薄にしている可能性もある。
一方、50代60代は、知っている人が6割超え。すでに一度、成人してから改元を経験しているため、元号の変化に敏感なのかも。
2019年以降、天皇誕生日は2月23日になる予定。12月23日の扱いについては政府が議論を進めているが、平日にする案も出ているとのこと。
いずれにしても「12月23日の天皇誕生日」は、今年と来年で終わってしまうだけに、この機会に「平成」というひとつの時代について、改めて考えてみるのもおすすめだ。
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(文/しらべぇ編集部・佐藤 俊治)
対象:全国20代~60代の男女1,328名(有効回答数)