デパ地下で財布の紐が緩みすぎな件 「なぜか旅先みたいな感覚になる」
ちょっとリッチな総菜や有名パティシエのスイーツなど、目移りしまくり
年末年始の準備や普段の買い物のついでに、手土産の購入などで訪れる機会も多い百貨店の食料品売り場――デパ地下。
さまざまな総菜や弁当、スイーツといった多くの食べ物がとりどりに並ぶ様子には、ついついテンションが上がる。
しらべぇ編集部では、全国の20~60代の男女1,342名を対象に「デパ地下は好き」か、意識調査を実施した。
画像をもっと見る■女性はやっぱり…
全体では「大好き」21.2 %と「まあまあ好き」47.7%で、「デパ地下が好きな人」はほぼ7割の68.9%。「あまり好きではない」23.2%と「嫌い」7.8%で、「好きではない人」は31.1%となった。
男女別では
「大好き」「まあまあ好き」を合わせた、「デパ地下が好きな人」は男性61.5%に対し、女性は76.3%。いずれも半数を超えるが、女性のほうが15ポイントほど上回る。
また、「デパ地下好き」の性別・年代別データを見てみると、
60代ではやや下がるものの、女性は年代に比例して上昇し、50代女性は8割を超える。
一般的な小売店の総菜などと比較し、やや「お高め」のデパ地下だが、意外に年収別での差はなく、幅広い層で「ちょっと贅沢気分」が味わえるデパ地下は愛されているようだ。
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■旅先と同じトラップが…
実際に「デパ地下が大好き」という人に、話を聞いた。
「地上階はほとんど行くことがないけど、デパ地下には立ち寄ることが多いです。翌日持参する取引先への手土産を買うついでに、夕飯を買うこともありますね。あれだけのスペースに、たくさん食べ物があるのを見ると『あれもこれも、ちょっとずつ食べたい!』って、女子がよく言う気持ちがすごくわかる。(笑)
あれこれ買うと、外食するより高くなるから贅沢なんですけど、いろんなものを食べてみるのも会話のネタになるし、社会勉強って部分もあるかな…と。食べ物の話に、興味ない人は少ないですし、『この前、デパ地下でこんなの買って食べた』は珍しい食材でも気軽に買える分、話が広がりやすい気がします」(20代・男性)
「普段は節約を意識していますけど、デパ地下に行くとついあれこれ、総菜やスイーツなどを買ってしまいます。スーパーでは数円の違いで『今日は買わない』ってなるのに、お高めなものを何種類も…。
物産展とかなら『現地へ行った旅費のことを考えれば…』って割り切れるんですけど、普通にいつもあるお店でも、同じような感覚になるんですよね。物産展で思い出したけど、この財布の紐が緩んじゃう感覚は、旅行先の感じと似ている気がします。美味しそうなものがいっぱい並んでいる様子が、旅先の非日常な感覚と近いものがあるのかも?
少しずつだから、すごく高額になるわけじゃないし、『失敗した!』ってことはないから、たまの贅沢だって気持ちもあるんですけど、あの売り場の雰囲気はトラップですよねぇ」(40代・女性)
一つの売り場であれこれ買うと、「こんなに!?」となることもあるが、少しずつ買って店ごとに会計すると、それぞれは大きな金額にはならないため、後で計算するとやっぱり「こんなに!?」となるケースも。
とはいえ、たまにはちょっとだけ贅沢して、いろいろな美味しいものを食べられるのは、楽しみのひとつ。気にせずにトラップにハマるのも、悪くないかも…。
(取材・文/しらべぇ編集部・Sirabee編集部)
対象:全国20代~60代の男女1,342名(有効回答数)