やわらかで華のある酒の魅力を世界に 日本の風土や文化とともに伝える『市島酒造』
新潟・新発田市から日本酒を世界に広め、国際的な酒コンクールで名誉ある賞も受賞している。
■屋敷の離れを御茶処に
蔵の奥にある離れの屋敷を御茶処として開放しているのも、まさにそんな想いから。
だからこそ、地元での酒造りや販売には、一層力が入ると市島社長は話す。美しい日本の風景や、自然の中で育まれた米や水の恵みがボトルにぎゅっと詰まった日本酒の素晴らしさを、市島酒造は世界に届け続けている。
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■口にした瞬間、歓声が上がるような味わいを
新潟県で育まれた米と加治川の超軟水を使い、越後杜氏の技でじっくりと発酵を施す。“オール新潟”で醸された市島酒造の酒は、華があってほんのり甘口。口当たりは清楚で軟らかく、味わいに気品が感じられる。
目指すは、「口に含んだ瞬間に『わあ、おいしい』と思わず口にしたくなる味わい」(市島社長)。一つひとつの製造量こそ少なくとも、それぞれに手間暇をかけて造り込むことをモットーとする。
蔵人の多くが一級酒造技能士や新潟清酒学校の卒業生で、それぞれが誇りを持って酒造りに携わっている。そんな彼らの繊細な手仕事の結晶もまた、無二の芳醇な味わいを醸し出しているのだ。