品質に徹底してこだわり、実直に醸す 村上の風土と食文化に寄り添う『〆張鶴』

首都圏でも「新潟の酒」として出会う機会が多い〆張鶴。地元・村上に根ざした地酒だ。

2018/01/01 22:00


 

■連綿と受け継がれる実直な酒造り

〆張鶴

蔵元の宮尾家には、二代目又吉氏が遺した酒造書『酒造伝授秘法之巻』が受け継がれている。創業当時の酒造りの手法が記された技術書である。

宮尾社長は「時代とともに酒造環境が変わり、技術も進化を遂げた今では、それを踏襲する酒造りは行っていない」と話すが、その一方で同書に記されているある和歌に込められた「品質第一」の教えを頑なに守り続けている。

「造るなら 面や匂ひにかかはるな 味ひこそ大事なりけり」


「酒造りは酛や醪の面や匂いに関わらず、とにもかくにも出来上がった酒の味こそが大切だ」と。和歌に込められた心意気は、これからも変わることなく宮尾酒造の酒造りに生き続けることだろう。


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■飲み手の評価を糧に、ますます真摯に

〆張鶴


宮尾社長:お酒の品質を第一に掲げて酒造りを続ける中、長年にわたり多くの方から変わらぬ味わいを評価いただけることは大変ありがたいことです。私たちにとっては、酒造りに向き合う姿勢を評価いただいていることにつながるからです。これからも飲み手の声を大切に受け止め、「〆張鶴」の品質を一層高めていきます。


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①『〆張鶴 純』
日本酒純米酒蔵元村上新潟県酒米五百万石〆張鶴きき酒
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