米どころ新発田で米作りから 料理に寄り添う日々の定番酒にこだわる酒蔵『金升』

歴史を感じさせる蔵の佇まいも魅力的な、新潟県新発田市の蔵元だ。

2018/01/02 22:00



①『金升 朱(あか)ラベル』

金升

醸造アルコールではなく、米焼酎を添加する「柱焼酎仕込み」で仕上げた一本。「柱焼酎」とは江戸時代初期の醸造技術書「童蒙酒造記」に記されている製法で、金升酒造では米焼酎から手掛ける。

しかも、原料の米は新潟県産米100%というこだわりよう。しっかりとした味わいで、旬の料理にもぴったり寄り添ってくれるのが嬉しい。


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②『金升 碧(あお)ラベル』

金升

金升ブランドの中でも日々の晩酌酒として多くのファンを持つ。ボディがしっかりとしていてキレがあり、冷やから燗まで幅広い温度帯で楽しめる。中でも蔵元が薦めるのが、とび切り燗(約55℃)。

深い旨みと力強いキレとのバランスは秀逸だ。


③『特別純米 初花(はつはな)』

金升

蔵のある新発田市に流れる加治川沿いの桜並木にちなみ名付けられた「初花」。精米歩合55%まで磨いた地元産の「越淡麗」を使って丹念に醸した。

あえて個性を主張しすぎず、あくまでも家庭料理に合わせて味わいたい定番の食中酒は、絶妙な香味のバランスが身上。冷やもいいが、人肌燗で味わうことで、おだやかな香りとなめらかな喉越しが堪能できる。

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(取材・文/Sirabee編集部

日本酒蔵元新潟県五百万石
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