エグジーとハリーが帰ってきた! 『Kingsman:The Golden Circle』

大ヒットスパイ映画『Kingsman:The Secret Service』の続編、『Kingsman:The Golden Circle』が日本でも…

2018/01/04 06:30

(© 2017 Twentieth Century Fox Film Corporation)

2015年に公開され、世界中で多くの人を魅了した『Kingsman: The Secret Service』。

ロンドンのサヴィル・ロウにある高級テーラー「キングスマン」――その実態は、どこの国にも所属せず、難事件やテロを解決するスパイ組織。

その候補生となった青年の成長と、彼を見出したベテランスパイの活躍を軸に繰り広げられた過激なスパイアクションは、主演のひとりタロン・エガートンをスターダムに押し上げただけでなく、コリン・ファースのアクションという驚きの組み合わせで、大きな話題となった。

そして、2017年9月22日に欧米で公開された続編『Kingsman: The Golden Circle』(『キングスマン:ゴールデン・サークル』 以下、『Kingsman』)が5日、ようやく日本でも公開される。

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■マジで「秒でアガる。」

(© 2017 Twentieth Century Fox Film Corporation)

日本公開のキャッチコピーは「秒でアガる。」だが、この言葉に偽りはない。エグジー(タロン・エガートン)の登場からすぐ、トップスピードのアクションシーンが始まるのだ。

前作で、多くの映画ファンをうならせたアクションシークエンスは今作も健在で、ファンならば即テンションが上がるし、今作で初めてシリーズを観る人でも、その世界観に惹き込まれるだろう。

今回の『Kingsman』は、そんな冒頭のアクションシーンで、裏切り者の元キングスマン候補生・チャーリー(エドワード・ホルクロフト)から襲撃され、重要機密を盗まれたことでキングスマン自体が壊滅的な打撃を受ける。

難を逃れたエグジーとメカニック担当のマーリン(マーク・ストロング)は、「審判の日作戦」を決行し、アメリカの組織・ステイツマンと手を組むことに。

本作が発表された当初は「英国紳士(スパイ)、米国に行く」というコピーで、前作を観た人の中には「いやいや、前回の敵・ヴァレンタイン(サミュエル・L・ジャクソン)は明らかにアメリカ人な設定だったし、なんでわざわざ『米国に行く』んだ?」と思った人も多かったはず。

しかし、アメリカに行かなければならなかったし、新たな敵との闘い以上に、行っただけの大きな意味があった。


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■ハリーが帰ってきた!

(© 2017 Twentieth Century Fox Film Corporation)

前作でエグジーを見出し、育ててくれたハリー(コリン・ファース)がヴァレンタインに撃たれた際、エグジーたちと同じくらいの衝撃を受けたファンも少なくない。

ちなみに記者は、上映が終わった瞬間に、「ハリーの遺体を確認しなかったし、葬儀のシーンもなかった。だから、きっと生きていて、続編で帰ってくる!」と宣言し、同行者に薄い反応しか返されなかったため、今作の発表の際に公表されたハリーの姿に「ドヤ顔」をした口である。

ネタバレになるので詳細は省くが、ハリーが登場してもすぐには「ハリーが帰ってきた!」という感じにはならない。しかし、エグジーが仕掛けたあることをきっかけに、ハリーがハリーとして覚醒する。

その瞬間、前作での「ハリーの死」に衝撃を受けた人ほど、心の中で「Harry is Baaaaaaaaack!!!!」と叫んでしまうはずだ。

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■敵の残忍さとエルトン・ジョンが…
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