デール・カーネギーも忠告 「誤りを指摘」は正しくても怒らせる結果に

誤ちを指摘する場合には、かなりの注意が必要なようだ。

2018/01/08 05:00

口論

自己啓発本の代表ともいえる、デール・カーネギーの著書『人を動かす』。その中には、「誤りを指摘しない」との記述がある。それだけ、人間関係を左右しかねない行為なのだろう。

しらべぇ編集部では、全国20〜60代の男女1,344名を対象に調査を実施。「自分が悪いと思っていても、指摘されると腹が立つ」と答えた人は、全体で44.9%もいることが判明したのだ。



 

■女性への指摘は慎重に

性年代別では、すべての年代で男性よりも女性が多い結果になっている。

間違いを指摘性年代別グラフ

女性に間違いを伝えるときには、十分に注意をしたほうがよさそうだ。

「大なり小なり、誰でも嫌じゃないのかな?」(20代・女性)


「自分で悪いということは理解していても、『指摘された』行為が恥ずかしい」(30代・女性)


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■男性も立場が高い相手には注意を

男性も40代以上では、割合が一気に増えているのが印象的だ。会社でそれなりの立場に就くと、プライドも高くなるのかも。

「上から怒られているところを、後輩に見られるのは嫌。せめて、見えないところで言って欲しいと思う」(30代・男性)


「立場が上がると、正しい意見さえ力で抑えられる。そんな人をいっぱい見てきたから、自分はそうならないようにしようと思っているけど…」(40代・男性)


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■指摘はありがたいとの声も

指摘をしてくれるのは、ありがたいとの意見もある。

「年を取るにつれて、指摘をしてくれる人は少なくなる。それに若い人であっても、『こいつには、なにを言ってもダメだ』と思われたら放置されるしかない。言ってくれる人がいるのは、ありがたいことだと思う」(40代・男性)


ただ相手のことを思ってではなく、自己満足のために指摘をする人には注意が必要だ。

「論破しようと欠点ばかり探す人とは、距離を置いたほうがいい。たとえそれが正しくても、足を引っ張りたいだけ。人を追い込むのを楽しんでいるので、なんの生産性もないから」(30代・女性)


不機嫌になる人が多いのは確かだが、指摘をしなければいけないときもある。難しいが、言葉を選びながら伝えるしかないのだろう。

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(文/しらべぇ編集部・ニャック

【調査概要】
方法:インターネットリサーチ
調査期間:2017年12月15日~2017年12月18日
対象:全国20代~60代の男女1,344名 (有効回答数)

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調査指摘間違い
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