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中井貴一『娘の結婚』に悩む父を熱演「池の水抜いてくれる」婿に高評価

大事に育てた娘が結婚する。その父の想いや心配が…

エンタメ

娘から「会ってほしい人がいる」と告げられた父の心情を描いた、小路幸也著『娘の結婚』(祥伝社文庫刊)。

その実写ドラマ、新春ドラマスペシャル『娘の結婚』(テレビ東京系)が今夜8時から放送される。

■娘の結婚に揺れる父

(画像提供『娘の結婚』©テレビ東京)

國枝孝彦(中井貴一)は娘の実希(波瑠)と2人暮らし。妻・佳実(奥貫薫)亡きあと男手ひとつで娘を育ててきた。

そんな娘に変化が訪れる。「会ってほしい人がいるの」…紹介したい男性がいるという。

しかしある理由で会う決心がつかない孝彦は、友人の柴山善郎(段田安則)に心情を吐露。相手はかつて住んでい たマンションの隣人、古市敏之(光石研)、景子(キムラ緑子)の息子で幼なじみの真(満島真之介)だった。

だが一番の問題は景子がトラブルメーカーらしいこと。その事実を引っ越すまで知らなかった孝彦は、佳実と景子の間にも確執があったのではと不安になる。

果たして娘にどう伝えるべきか? 思い悩む中、孝彦は大学時代の恋人・片岡綾乃(原田美枝子)と偶然再会。話をするうちに綾乃と景子の意外な繋がりが発覚…。

娘の門出のために、悩み、葛藤し、奔走する父がたどりついた真実とは…!?

 

■安定感抜群のキャスト陣

主人公である父・國枝孝彦を中井貴一が、娘・実希を波瑠が演じるというだけで、さまざまな情景が思い浮かぶような組合せ。

娘を愛し、優しいまなざしを向け、信頼する父親の姿は中井にぴったりだが、多少意外なのは妻を亡くし、男手一つで娘を育てただけあって、甲斐甲斐しく家事をするシーンの数々。スーパーで買い物をし、亡き妻の赤いエプロンをして料理をする様子が自然で、意外なはずなのにしっくりくる。

そして、娘の交際相手・古市真役は満島真之介。優しく、誠実で、真っ直ぐな性格の好青年で、「こんなのが来たら、父親もなかなか反対できないよな」といった雰囲気だ。

また、亡き妻・佳実役は奥貫薫、孝彦の友人・柴山役を段田安則、元恋人・片岡綾乃役を原田美枝子、真の父・敏之役を光石研、トラブルメーカーの母・景子役をキムラ緑子――と、どの役も原作を知る人は納得度の高いキャスティングだろう。

 

■「池の水抜いてくれる」

実生活では子供がいないという主演の中井は、会見で「こんな大きい娘のお父さんを、やるようになっちゃったんだな」としみじみ。

その一方で、波瑠のような娘がいたら、娘婿となる満島についてどう思うか聞かれると「こんな奴には、やらないです」と言って報道陣を笑わせ、さらに

「満島くんは男が見ても『こういう奴なら、いいかな』って思える、俳優としてだけじゃなく、親として嬉しいと思います。

 

池の水も抜いてくれるしな!」

 

と、テレビ東京の人気番組『池の水ぜんぶ抜く』に出演したことをネタに、会見を盛り上げた。

そして波瑠は、この役を演じられて「幸せだった」と振り返り

「中井さんが実希の父親として、すごくいろいろな顔をなさるのが、この役で、お話でなければ、見られなかっただろうなと思う表情…。

 

出来上がったものを観て、自分がいなかったシーン、お父さんが家にいる時とか、親たちって子供が知らないだけで、いろんな顔をするんだなあって感じたのが、全体を通して印象的でしたね」

 

と、娘役を演じたからこそ「親について」思い至る面もあったようだ。

また、満島は國枝家へあいさつに行くシーンが印象的だったと語り、

「あの家の持つ歴史とか、匂いとか、人のおうちではあるんだけど、なんでこんなにも落ち着くんだろうっていうのが、自分の中の体験としてはとても大きかったんですよね。

 

実家じゃないところ、そして自分が愛する人の生きた、生まれて育ってきた場所って、こんなにも愛しいところなんだっていうのを、とても感じました」

 

と、熱くコメントするところが、好青年な真役にぴったり。

 

大きな事件は起きないけれど、温かなホームドラマは、どこかホッとする。賑やかだった正月から、“いつもの日々”になるタイミングに、優しい気持ちになれる作品だ。

【番組概要】
新春ドラマスペシャル『娘の結婚』
放送日時:1月8日(月)夜8時
(テレビ東京、テレビ北海道、テレビ愛知、テレビ大阪、テレビせとうち、TVQ九州放送)
主演:中井貴一
出演:波瑠、満島真之介、光石研、奥貫薫、キムラ緑子、段田安則、原田美枝子 ほか
原作:小路幸也『娘の結婚』(祥伝社文庫刊)

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(取材・文/しらべぇ編集部・くはたみほ

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