武居由樹がK1初MVP受賞 関根勤による一風変わったニックネームの贈呈も
ベストバウト賞は武尊が受賞。武井は「MVPは武尊が獲ると思った」と驚きの顔。
14日、都内で『K-1 AWARDS 2017』が開催。K-1スーパーバンタム級王者の武居由樹(21)が最優秀選手賞に、同じくフェザー級王者の武尊(26)が年間最高試合賞に選ばれる。
会場には元K-1王者の魔娑斗(38)、モデルの久松郁実(21)、タレントの関根勤(64)も駆けつけた。
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■関根勤が受賞者たちにニックネームを授ける
アワードでは合計12部門に対して表彰式が行われた。最優秀選手はもっとも優秀と認められたMVPに、年間最高試合賞はもっとも卓越した試合に対して贈られる賞だ。
関根は、MVPの武居に対して「スタンディングアサシン」、ベストバウトの武尊には「リターンザゴールド」のニックネームを贈呈。独特のネーミングセンスに会場の笑いを誘った。
しかし、単なるウケ狙いではない。これらの名前には意味がある。「スタンディングアサシン」は武居が東京都足立区出身であり、そのファイトスタイルが殺し屋のようだから、と説明。
また、「リターンザゴールド」は年間最高試合に選ばれた2017年4月22日の対ビクトー・サラビア戦で、偶発的に金的攻撃を受けてドクターストップ寸前になるも、蘇ってKO勝利を手にした戦いぶり。
そして、その時のコスチュームである金のパンツからだと語った。
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■魔裟斗、思わず「引退してよかった」と漏らす
受賞した二人についてのコメントを求められた魔裟斗。
「僕が戦っていた頃と違う。今の子は、どうすればお客さんが喜ぶのかを考えながら戦う。僕には真似出来ない。引退してよかったと、心から感じる」と、冗談めかして答えた。
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■武尊に対して亀田興毅からコメントも
会場には、日本人初3階級制覇ボクシング元王者の亀田興毅(31)の姿も。
ベストバウト賞を受賞した武尊に対して、「ゾクゾクするほどかっこいい戦いぶりをする。カリスマ性のあるファイターで、すっかりファン。次の試合でも魅せる闘いをしてほしい」とエールを送る。
武尊自身は「2018年は全試合KOの他に、MVPを獲るって目標ができました。MVPが獲れなくて、悔しい。次は頑張ります」と闘志を燃やす。
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■MVP武居、今後の意気込みを語る
「正直、武尊選手がベストバウトとMVPのダブル受賞だと思っていた。自分が選ばれるとは思わず、頭が真っ白になった」と、受賞した事実をいまだ受け止めきれていないような武居。
続けて「今はK-1イコール武尊のイメージがあります。2018年は負けないぐらい自分も活躍して、K-1イコール武尊・武居になりたい。今年は2017年を超える年にできるよう、どのチャンピオンにも負けない試合をしてみせます」と今後の試合に対する意気込みを語った。
謙虚でありながらも秘めた闘志は本物。関根が「賞が設置されたことによって、選手も目指すことになる。肩書を与えられた選手たちは次のステージを目指すようになり、どんどん高みを目指すようになるでしょう」と熱く予言したが、すでに効果はありそうだ。
2018年のK-1は、気合の入った選手たちの魂のぶつかり合いを期待できるかも。
(取材・文/しらべぇ編集部・Sirabee編集部)