『#anone全私が震えたせりふ』 脚本家・坂元裕二の言葉に反響広がる

「名言が連発」と賞賛されている脚本家・坂元裕二氏。しかし、『anone』第1話ではそれを皮肉るかのような台詞も。

『anone』
『anone』

広瀬すず主演で先週放送が始まったドラマ『anone』(日本テレビ系)。

第1話は広瀬演じる天涯孤独な少女・ハリカがかつて過ごした「柘(つげ)」という町にたどり着き、そこで田中裕子演じる謎の老齢の女性に出会うまでが描かれた。

脚本を担当するのは坂元裕二。『東京ラブストーリー』『それでも、生きてゆく』『問題のあるレストラン』(フジテレビ系)や『Woman』『Mother』(日本テレビ系)……などなど、代表例をあげればキリがないが、そんな彼の最大の持ち味と言えばその唯一無二の「台詞」だろう。

『anone』放送を受け、ネット上では心に響いた台詞を書き記す動きが出てきている。



 

■きっかけは裏公式ツイッター

きっかけは日テレドラマ部(?)の裏公式のツイッター。「突然ですがここで質問」「第1話でみなさんが一番心を揺さぶられたせりふを教えてください」と投稿し、ファンに投げかけたのだ。


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■ツイートで見ても楽しい珠玉の台詞たち

その結果、自身の胸に響いた台詞をツイートするファンが増加。


■坂元裕二の本音が出た? 「名言」にまつわる台詞も

第1話では坂元ファンであれば思わずくすっと笑ってしまうような台詞も。

それは余命半年の料理人・持本舵(阿部サダヲ)に対して、青羽るい子(小林聡美)が放った「名言っていい加減ですもんね」という言葉だ。

(詳細に説明すると名言好きな医師によって「やまない雨はない」攻撃を受けた結果、るい子が話した名言チックな言葉に過敏反応した持本に対して、るい子が言ったという流れ)

面白いのはこの作品を書いている坂元が、昨年放送のドラマ『カルテット』で多くの台詞が「名言・名台詞」と賞賛されていたということ。

とくに家森諭高(高橋一生)と巻真紀(松たか子)が徒党を組んで生み出したレモンありますね」や、世吹すずめ(満島ひかり)に対して真紀が優しく告げた「泣きながらご飯食べたことがある人は、生きていけます」はネット上での絶賛の嵐。

「今までずっと感じていたことを、こんなに上手に素敵な台詞にしてくれるとは!」と多くの人を感動させたのだ。

……と、そんな背景のある坂元が「名言っていい加減ですもんね」と書くのである。作家という職業が「上手に嘘をついて人の心を動かす仕事」であることを痛感するとともに、どこか俯瞰的で皮肉ったような印象で面白い。

ひょっとすればひょっとすると、ドラマの歴史を塗り替えることもありそうな『anone』。今夜放送の第2話に要注目だ。

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(文/しらべぇドラマ班・しらべぇ編集部 イラスト/みかごろう

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