NHK受信料未払い問題 「動画配信サイトと比べて高い」の声も

最高裁で合憲と判断された受信料だが、まだまだ不満を持っている人は多い。

2018/01/18 05:00

NHK

NHKの受信料に対して、最高裁が合憲の判断を出したのは記憶に新しいニュースだ。それでも受信料の支払いに納得をしていない人は、数多くいるはず。

しらべぇ編集部では、全国20〜60代の家にテレビがある男女1,212名に「NHKの受信料について」の調査を実施。「NHKの受信料を払っていない」と答えた人は全体で19.4%。大半の人は、きちんと支払いをしているようだ。


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■若者のネットによる影響

年代別では、20代から30代の若い世代で多くなっている。

NHKの受信料年代別グラフ

ネット世代にとっては、テレビにお金を払う感覚が理解できないのかも。

「いきなり家に尋ねてくる人はセールスかNHKの集金しかないので、すべて無視してる。テレビなんてほとんど観ていないのに、なんで払わないといけないのか疑問」(20代・男性)


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■所帯を持つと意識は変わるが…

職業別で見ても、学生は4割近くが払っていない。

NHKの受信料職業別グラフ

「受信料を払っていない人のテレビは、NHKが映らないようにすればいい。勝手に流しておいて『受信料を払え』って、押し売りと同じでしょ」(20代・男性)


しかし専業主婦(夫)になると、受信料を払っている人が9割近くになるのだ。所帯を持つと、考え方も少し変わるようだ。

「受信料に対して、思うところはたくさんある。でも一応は義務みたいなものだから、それを払わないっていうのもなんか違う気がして」(30代・女性)


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■配信サイトと比べて割高感

現在はインターネットを利用した、動画配信サービスを利用する人が増加している。

大手配信サイトの『Hulu』は、スタンダードプランで月額933円(税抜)で4万本以上の動画が観放題。一方でNHKの料金は月額1,260円(税込)。割高感は否めない。

「朝ドラも大河ドラマも観ているし、時間をかけたドキュメンタリーは民放ではできない魅力がある。だから私は受信料を払うけど、やり方が納得いかないという気持ちはわかる」(40代・男性)


受信料のあり方に疑問を持つ人が多数いるのは間違いないが、合憲と判断された以上、変化はしばらく期待できないだろう。

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(文/しらべぇ編集部・ニャック

【調査概要】
方法:インターネットリサーチ
調査期間:2017年12月15日~2017年12月18日
対象:全国20代~60代の家にテレビがある男女1,212名 (有効回答数)

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