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小学校教諭、欠席者分の給食おかわり強要し児童嘔吐 「恐ろしい」と波紋

欠席者の分の給食まで食べるよう、児童が嘔吐するまで強要した女性教諭が戒告処分に

社会

©写真AC

子供の頃、学校の給食の時間を楽しみにしていたという人も多いだろう。しかし、そんな楽しいはずの給食の時間に、「先生から吐くまで食べることを強要された」事案が報じられ、インターネット上で波紋を広げている。

 

■欠席者分のおかわりを児童全員に強要

事件が起こったのは、2014年1月。東京都内の小学校ではその日、季節柄欠席者が多く給食が大量に余ってしまっていた。

そこで、女性教諭は児童全員に「おかわり」を強制。この事案を報じた毎日新聞によると、「もう食べられません」と訴えてきた男子児童にも「食べなさい」と無理やり給食を食べさせ、嘔吐させてしまったという。

また、この女性教諭は2013年~2014年の間に、複数の児童に「学校に来なくていい」や「最低だね」といった暴言を吐いたり、クラスメイトから鉛筆を盗んだと疑われた児童に対し、十分な事実確認を行わないまま「盗ったんじゃないの?」と決めつけたりしていた。

しかし、都の教育委員会が調査を行った結果、その鉛筆は拾ったものだったことが判明。教育委員会は30日、この女性教諭を同日付けで戒告処分とした。

 

■「欠席者の分を強要した」ことに批判が殺到

インターネット上では、嘔吐してしまった児童が好き嫌いをして食べなかったのではなく、欠席者の分を強制的に食べさせられていた、ということに批判が殺到。女性向け匿名掲示板『ガールズちゃんねる』には…

・食べる量って人によって全然違うし、大人なら残さず食べることを強制されるなんておかしいのにね。 ましてや欠席が多くて余ったのを無理矢理食べさせるなんて、生徒が残したのとは訳が違う

 

・「食べ物が残るともったいない」というのはわからなくもないですが、無理やり食べさせて嘔吐ってひどいですね…

 

・なんか教師以前に、人の気持ちが分からない教師が多すぎない?  自分が生徒の立場だったらって考えることってそんなに難しい?

 

・もし自分が生徒なら 『子供の時に無理矢理学校の給食を食べさせられて吐いたんですよ、それ以来嫌いになって食べられません』ってなるな

 

「食に対するトラウマになってしまうのではないか」と、男子児童を心配する声も目立つ。

 

■「子供時代の苦い思い出」思い出す人も

今回の報道を受けて、子供時代に「給食を完食するまで居残りさせたれた」といった「給食に関する苦い思い出」を思い返す人も相次いでいる。

・保育園のとき、残したら駄目でお昼寝の時間も食べさせられて、下の学年の教室まで連れてかれた。 それが嫌で行きたくないってぐずったわ。 小学校からは、残しても大丈夫でよかった

 

・昔は当たり前だった。 嫌いなものを無理やり食べさせられてたけど、今ではあの時よりもさらに嫌い! 匂い嗅いだだけでも「おえー」ってなる。 無理やり食べたって好きにならない!

 

・保育園の時に無理矢理食べさせられたのが今でもトラウマ 。泣きながら食べた

 

「給食を残すことは許されない」と厳しく教育されたユーザーもおり、その教育方針の結果「無理やり食べさせられたことが逆にトラウマになってしまった」といった声が目立つ。

食べ物を粗末にすることは良くないことだが、強く強要しすぎることはかえって逆効果になってしまう。

 

■「給食のトラウマ」経験者は1割強

しらべぇ編集部が全国の20~60代の男女1,352名を対象に「給食で食べてトラウマになったものがある」人の割合について調査したところ、「ある」と回答した人は全体で13.9%という結果に。

40代女性は2割に迫る高い割合である一方、20代男性は給食に恵まれていたようだ。

子供にとって大切な食育の時間である給食。男子児童が、今回のことがトラウマになってしまわないことを願うばかりだ。

・合わせて読みたい→「自分の子供迎えに行けない」 元小学校教諭が語る「過酷な雑務」の実態

(文/しらべぇ編集部・もやこ

【調査概要】
方法:インターネットリサーチ「Qzoo
調査期間:2016年3月18日~2016年3月22日
対象:全国20代~60代の男女1352名

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