「平成の大横綱」ながら批判も多い貴乃花親方 同世代の評価は…

元日馬富士の暴行問題でなにかと批判される貴乃花親方。好きな人はどれくらい?

2018/02/01 06:00

(c11yg/iStock/Thinkstock)

「平成の大横綱」と名高い、第65代横綱・貴乃花親方。現役時代の強さは誰もが認めるところで、脇目もふらず、ひたすら相撲道に邁進する様子は品格があり、尊敬する人が多かった。

ところが引退後は、なにかとメディアに揶揄される存在に。とくに昨年末発生した元日馬富士暴行問題では「事態を相撲協会に報告しなかった」として、理事を解任される。

多くを語らない貴乃花親方に批判の声がある一方、弟子を守る姿勢や、悪しき慣習が残るといわれる相撲界を変えようとする姿勢に、共感や応援の声も。



 

■貴乃花親方は好き?

そこで、しらべぇ編集部では全国の20代~60代の貴乃花親方を知っている人1,211名に「好きだと思うか」調査を実施。

結果「大好き」「まあまあ好き」を合わせた割合は36.3%。一方、「あまり好きではない」「嫌い」と感じている人は63.7%で、貴乃花親方について否定的な印象を持っている人が多いことがわかった。


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■同世代から厳しい評価

貴乃花親方を「好きではない」と感じている人は、どのような人たちなのだろうか。興味深いデータがこちら。

年代別で見ると、親方と同じ40代女性の不人気ぶりが顕著に。「若・貴ブーム」時代から、平成の大横綱、そして親方へと、ともに成長してきた世代なのだが、なぜか嫌う人が多い。

宮沢りえとの婚約破棄や母・藤田紀子、兄・花田虎上と絶縁状態となっていることが不興を買う原因だろうか。もっとも、貴乃花はこの件について一切説明をしていない。

真相を話せば、世間の評価が変わるかもしれないが…。


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■ファンの意見は?

現役時代から貴乃花親方を応援しているというSさんに、意見を聞いてみた。

「貴乃花は子供の頃からマスコミに注目される存在。行動を面白おかしく報じられて、辟易としていたのでは。彼は言い訳をせず、自分の信念に基づいて行動する人間。それだけに誤解されやすいし、組織にとっては厄介で、ネガティブな報じられ方をしている。


今回の元日馬富士問題も、弟子の貴ノ岩を相撲協会から守る考えに基づいての行動。私は、悪しき相撲界を正すために、戦っているのだと思う。改革者はいつも、嫌われるものです。


もう少し自分の考えを説明すればいいのだけど、それをしないのが彼らしい。いろいろと言われていますが、いずれ理事長になり、相撲界の悪しき体質を変えてくれると信じています」


今回の調査では否定的な感情を持つ人が多かったが、ファンにいわせると「誤解されている」とのこと。しかし、今後理事長選への出馬が噂されているだけに、不要な誤解は解いたほうがいいかも。

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(文/しらべぇ編集部・佐藤 俊治

【調査概要】
方法:インターネットリサーチ
調査期間:2017年12月15日~2017年12月18日
対象:全国20代~60代の貴乃花親方を知っている人1,211名(有効回答数)

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