紅白初出場の美人演歌歌手・丘みどり 夢を叶えて起きた「心境の変化」とは

アイドルとしてデビューし、夢だった演歌の道に入って13年目。

丘みどり

全46組が出場した昨年のNHK紅白歌合戦では、そのうち10組が初出場を果たした。中でも演歌としては唯一選ばれたのが、丘みどり(33)だ。

その美貌と「天才民謡少女」とも呼ばれた歌声は天性の才能だが、演歌歌手として13年目となる道のりは、平坦なものではなかった。 


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■18歳でアイドルとしてデビュー

丘みどり

丘が生まれ育ったのは、兵庫県の宍粟郡安富町(現・姫路市)。「とても自然豊かなところで、猿や鹿やイノシシが、たくさんいました」と笑う。

演歌歌手になりたかった彼女は、なぜアイドルとして芸能界に入ったのだろうか。

丘:もともと演歌歌手になりたかったのですが、田舎で生まれ育ったので、どうやったらなれるのかわからなくて…。それで、町の本屋さんでオーディション雑誌を買って、最初のページに載っていたオーディションに応募してみました。


アイドルグループに入って、大阪ということもあって、芸人さんと体を張ったロケの仕事が多かったですね。でも、「どうしても演歌歌手になりたい」と思い、アイドル活動を辞めて専門学校に通って歌のレッスンを始めました。


その後、オーディション番組に出たのを見てくださった事務所の方に声をかけてもらって、演歌でデビューすることができました。


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■デビュー当初は「ヘソ出し演歌」も

丘みどり

元アイドルで、二十歳そこそこの女性演歌歌手。歌で認められたい思いとは裏腹に、演出のされ方に悩んだこともあるようだ。

丘:デビューした頃は、おへそを出した衣装で演歌を歌っていたんです。当時は、その衣装が本当に嫌で…。でも、先日、バラエティ番組の収録でダウンタウンの浜田雅功さんに初めてお会いしたとき、「ちょっとちょっと…」って呼ばれて。


何かと思ったら「昔、深夜番組でおへそ出して歌ってた子じゃない? その頃テレビで見たんやけど、紅白にも出るようになってめっちゃ嬉しかったから頑張りや!」って声をかけていただきました。


そんな風に覚えていてくださる方がいるなら、そんな衣装でも間違いじゃなかったのかなって思えます。

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■母の死を乗り越えて
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