2万冊が未返却の地区も 図書館の在り方にマツコ「民間との協力」を提言

『5時に夢中!』でマツコ・デラックスが公立図書館問題に提言!

2018/02/06 09:00


公立図書館が貸し出した本の「未返却」に悩んでいる。

5日放送『5時に夢中!』(TOKYO MX)で、「特殊な利用法」で図書館を利用するマツコ・デラックス(45)が同問題に苦言を呈し、視聴者からも大きな反響が起きた。



■足立区で2万冊が未返却

督促はがきを送る費用・手間を考慮し、東京都足立区は17年度までの2年間で、約2万冊(総額約2500万円)の返却を断念。

業者に委託、戸別訪問を行うことで4割が返却したとの報告もあるが、利用者の良心やモラル任せでは厳しいのが現状だ。

足立区だけでなく、新宿区も4年間で4502冊が未返却。埼玉県川口市では16年度に督促はがきを約17,000枚送付、約84万円の費用を負担するなど、日本全国で未返却問題が過熱している。

マツコは、「記事に載っているだけでもこれだけ。日本全国だととんでもない量になる」と驚きながら、「無償で本を貸し出すシステムが、今後も成り立っていくのか…」と心境を吐露する。


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■マツコはクーラー目当て

さらに、「(いろいろなシステムがあるだろうが、基本的に)一銭の利益もない」と前置きした上で、図書館などの公共施設に関しての持論を展開する。

「クーラーがなかったからずっと図書館に行っていた。余裕があるうちはそういった利用でもよかったかもしれないけど、光熱費や人件費、公共で無償でやっているすべてのものが、今までの尺度でやっていると滞ってきている」と熱弁。

「経費をかけて今まで通りやれる時代ではない。上手くいっていないという意見も聞くが、民間と協力して変えれる部分は変えていくべきでは」と、公共施設の中で、新しいビジネスモデルの模索を提案した。

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■視聴者も驚き
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