『隣の家族は青く見える』個性的なインテリアのポイントをチェック

推しキャラの家を観察するとバックボーンが想像できて面白い

2018/02/08 06:30


 

■実家風ほのぼの空間とインスタばえ

対する小宮山家は、基本的には「ごく一般的な家庭」。子供が2人いるだけあって、清潔ながら生活感が感じられる。ベースのカラーは淡い色で統一されているものの、実用性重視の小物や子供用品でバラつきがでて「実家っぽさ」が際立つ。

そんな「実家風」空間の中にも、子供の成長していく姿を写した写真を飾られていたりペーパークラフトが施されているなど、「主婦が好む流行りもの」を取り入れたポイントも見られる。


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■美術スタッフさんもイケメン!

小物やインテリアの数々は、登場人物の人となりを想像させる工夫に富んでいる。

各キャラクターのバックボーンが伝わってくる室内のインテリアや装飾を考えるのは、ドラマ制作の美術担当の仕事。コーポラティブハウスという「もうひとつの重要キャスト」ともいえるセットの美術を担当したのはフジテレビ美術制作デザイナーの宮川卓也氏だ。

バラエティやドラマはもちろん、報道番組やリオ五輪現地スタジオセットなど多岐に渡るデザインを手掛けた宮川氏は、ご覧の通り爽やかなイケメン。そんな宮川氏が、

「それぞれのキャラが生活してきたバックボーンを探り、想像し、広げて、部屋の中に『もの』として配置する」


というこだわりを持って作り上げている。

各家庭別に見ると、五十嵐家は「手の届くオシャレと遊び心」、川村家は「ド直球のオシャレとオトナっぽさ」、川村家は「建築士らしいオシャレ。複雑なのに住みやすい空間」、小宮山家は「普通のマンションの中で、インスタばえを意識するような虚栄心を感じる」というテーマがあるとのこと。

また、通常ならスペースやコストの兼ね合いから、実際の建物の構造とは異なる位置関係でセットが組まれることも多いが、今回は可能な限り再現。そうしたセットになっているからこそ、出演者たちが自然なお芝居がしやすいメリットもあるそう。

劇中のリアルな人間関係を際立たせるセットは、こういった制作スタッフの創意工夫やこだわりの上に成り立っているようだ。

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■推しキャラの家を観察すると発見も
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