悩み深いコンプレックス 「気がついたら長所や強みに」の声も

長所と短所は表裏一体のことも多く、コンプレックスの原因も個性に…

2018/02/10 20:00


(deeepblue/iStock/Thinkstock)

スキルやルックス、性格、育った環境など、多くの人がさまざまに抱えているコンプレックス。

しらべぇ編集部では、全国の20~60代の男女1,354名を対象に「コンプレックスを感じる」頻度について、意識調査を実施した。

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■年齢と共に減少

全体では「よくある」18.8%、「まあまあある」19.9%、「たまにある」23.9%で「コンプレックスを感じがち」な人は、やや多めの62.7%。

一方、「あまりない」18.2%と「ほとんどない」19.1%で、「それほどコンプレックスを感じない」派は37.3%という結果に。

男女別では

「よくある」「まあまあある」「たまにある」と回答した「コンプレックスを感じがち」の割合は、男性が57.2%に対し、女性は68.1%と女性が10ポイント以上高め。

さらに「コンプレックスを感じがち」な人を性別・年代別データで見てみると、

男女共に、年代に反比例して下がる傾向が。

大幅な減少ではないが、年を重ねる中で、コンプレックスはあまり気にならなくなってくるのかも。


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■コンプレックスが個性や長所に?

「コンプレックスが強かったが、今はそうでもない」という人に、話を聞いてみた。

「20代の前半くらいまでは、コンプレックスだらけでした。ルックスもイマイチだし、頭もそうそういいほうじゃないし、家もお金持ちじゃないし、すごい特技があるわけじゃないし…。


そんな話をしたら、友達に『それって、普通なんじゃない? ないものを数えるより、あるものを数えたらいいのに』って言われて、これまで自分がコンプレックスだと思っていたものって、そもそも勘違いだって思えて、考え方が変えられました」(30代・男性)


「性格もそうなんですけど、見るからに『まじめ』で、地味なところがイヤでした。人気のある子は、華があるちょっと派手めの人が多いし。


でも年齢を重ねて、そういう部分を『落ち着きがあっていい』と評価されるようになったり、ほかの人と同じような行動をしても、まじめな見た目で得をしたり…。『私なんて、地味だから』と口にしても、『控えめで、感じがいい』とか言われるようになる日が来るとは、思いもしませんでしたねぇ。



自分ではマイナスポイントだと思っていたことが、年を重ねて気がついたら、長所や強みになっていた感じです。でもそう思えるのも、大人になったから…なのかもしれません」(40代・女性)


長所と短所は表裏一体と言われるように、コンプレックスを感じていた部分が、実際はマイナスよりプラス面が多いことだったりするのかも。

コンプレックスに囚われるより、そのポイント前向きに見つめ直してみるのもよさそうだ。

・合わせて読みたい→

(取材・文/しらべぇ編集部・Sirabee編集部

【調査概要】
方法:インターネットリサーチ
調査期間:2017年9月29日~2017年10月2日
対象:全国20代~60代の男女1354名(有効回答数)
ネガティブコンプレックス調査
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