寒さ厳しい季節! 北海道随一の秘湯で本気の温泉療法「湯治」を体験

日本の伝統的な「湯治」に秘められたパワーを身をもって体験

2018/02/15 10:30


 

■温泉のチカラを実感

2週間の湯治が終了し、右手は元通り動きいて力も入るようになり、しびれも解消したのは、記者自身も驚いた。温泉のチカラを実感した瞬間であった。

病気やケガの箇所・症状に合わせて治療する西洋医学とは異なり、温泉のチカラで身体本来の持つ自己治癒力を高める湯治。

科学的根拠がすべての西洋医学とは一線を画す東洋医学のエッセンスで、日本の伝統医療の奥深さを感じた。


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■情緒あふれる「にごり湯」と山奥の絶景

効能豊かな「二股らぢうむ温泉」は、湯治だけでなく、北海道随一の秘湯として観光客にも人気がある。

宿の施設以外、人工的なものの一切ない景色は、北海道の大自然を間近に感じられるダイナミックな空間を、情緒あふれる「にごり湯」とともに堪能できるのだから、人気が出ないわけがない。

泉質は、ナトリウム・カルシウム-塩化物泉。舐めるとほどよくしょっぱい、茶褐色の「にごり湯」だ。肌触りはキシキシとしていて、成分が濃いようだ。

実際に湯治中は、カルシウム分が肌と髪の毛に付着し、石灰を塗ったように白くゴワゴワするほど濃厚だった。


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■温泉でのふれあいも湯治の魅力

単身で乗り込んだ湯治の期間。不安も多くあったが、結果的には非常に楽しく過ごせた。自分同様の湯治客も多く、毎日顔を合わせるたびに、会話も弾むようになった。

仲良くなった湯治客からは、とれたての毛ガニをごちそうになったり、地酒をいただいたりと、そんな交流も楽しく、全体を通しても人生の糧となる貴重な体験だった。

【二股らぢうむ温泉】
住所:北海道山越郡長万部町字大峯32番地
電話番号:0137-72-4383
日帰り入浴(7:00~19:00)1,100円
宿泊(1泊2食付き)8,240円~ ※別途湯治プランあり

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(取材・文/しらべぇ編集部・Sirabee編集部

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