セルフレジ利用してる？ 時短の反面「ムリに使わなくても」の声も
有人レジとセルフレジが選べる店も増えてきている
2018/02/17 05:30
スーパーやコンビニ、駅の売店などでセルフレジを見かける機会が増えている。昨今は、店員がバーコードの読み取りまでして、支払いだけを利用者が行なうセミセルフレジも登場している。
しらべぇ編集部では、全国の20～60代の男女1,353名を対象に「セルフレジ」について、意識調査を実施した。
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■男女で意識差も
全体では「利用したことがある」28.9%と「利用したい」28.3％で「セルフレジの利用に前向き」という人は57.2％、「あまり利用したくない」22.2％と「利用したくない」20.6％で「利用したいと思わない」人は42.8％となった。
しかし、男女別では
「利用したことがある」「利用したい」の「セルフレジの利用に前向き」の割合は、男性が49.5％で半数を切るのに対し、女性は64.9％と15ポイント以上、女性が高め。
日々の買い物でスーパーのレジを利用する女性のほうが、かなり積極的に利用意向があるとわかる。
また、年代によっても意識に差があるのか、「セルフレジの利用に前向き」な人のデータを性別・年代別で見てみると
女性は若い年代ほど高い傾向はあるが、60代でも56.3％と半数を超える。
一方、男性は40代の61.5％をピークに、50代以降は一気に減少。60代男性は32.4％と、ほぼ3人に1人と少なめ。
20代の開きも大きいが、60代はそれ以上に、男女の意識差が大きいようだ。
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■ムリに使わなくても
実際に「利用している」「利用したいと思っている」「利用したくない」という人に、それぞれ話を聞いた。
＜利用している＞
「家事と仕事の両立は時間との勝負。わずかな時間でも、短時間でできると助かるので、セルフレジを利用しています。
便利ではあるのですが、たまに慣れない人がいて渋滞しちゃったり、うちより少し大きい子を連れていて、セルフレジで子供から目を離してしまったりしているのを見ると、『ムリに使わなくても、いいのでは？』と思うこともありますね」（30代・女性）
＜利用したいと思っている＞
「時間に余裕があるので、お店の人がやってくれるレジで並ぶことは構わないのですが、忙しい日もありますから興味はあります。
たまにレジの人が、清算後のカゴに『こんな入れ方されたら、後でレジ袋に入れるのが大変だな』なんて入れ方をすると、自分の好みの順番でやるほうが、いいように思えますし。
ただ、まごついたら恥ずかしい気持ちもあって、最初にやる時は混んでない日中に…と思っているものの、習慣というか、気づくと混み合う夕方になってしまっているんですよねぇ」（60代・女性）
＜利用したくない＞
「やれば、できないこともないんでしょうけど、なんとなく『商品の価格には、そういう人件費も含まれているんだよな』と思うと、ちょっと損する気持ちがしてしまって、利用する気になれません。
セルフレジ利用者が増えれば、その分は価格に還元されるようになるかもしれないけど、そうすると仕事を失う人も出てくるのか…とか、余計なことを考え過ぎなだけですかね？（笑）」（50代・男性）
まだまだ普及の割合も、利用者も多くはないが、自動販売機が多く、食券の券売機など、世界的に見ても日本人は利用者が自分で精算作業をすることに、馴染みのある国でもある。
広く一般的になっていく可能性が高いセルフレジ、未経験の人は機会があれば試してみては？
（取材・文／しらべぇ編集部・Sirabee編集部）
対象：全国20代～60代の男女1,353名（有効回答数）
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