デモ行進に参加する人をどう思う? 「自分が参加するのはない」の本音

理解を示す人は多くても、参加することは考えられない人が多いもよう

(©AC)

何らかの主義主張を唱えたり、抗議活動をしたりするための手段のひとつとして行なわれるデモ行進。

日本では1920年の労働条件の改善を訴えたメーデーを皮切りに、戦後は労働運動や学生活動、1960年代の安保闘争などの激しい抗議活動もあった。

近年はそうした暴力行為が起きるようなケースは少なく、道路交通法の関係から諸葛警察の届け出が必要な側面や、混乱などを防ぐために警察官が警備に当たるケースも増え、都心部などでは比較的穏やかに行進する姿を目にする人も多いだろう。

こうした抗議活動やデモ行進をする人たちを周囲はどう見ているのか?

しらべぇ編集部では、全国の20~60代の男女1,357名を対象に「デモ行進に参加する人をどう思う」か、意識調査を実施した。

 

■理解は示すが…

全体では「自分もそうだ」と回答した実際の参加者と思われる人は、わずか1.4 %。「共感する」7.0%、「理解はできる」44.6%で、「デモ行進に参加する人に寛容」なのは、半数を超える53.0%。

一方で「違和感がある」30.5%と「おかしいと思う」16.5%で、「デモ行進に参加する人って、どうなの?」という人は47.0%。

寛容派と否定派が拮抗する結果ではあるものの、内容としては「やっている人に理解は示すが、自分事として考える人は少ない」と思われる構成だ。

男女別では、

「違和感がある」おかしいと思う」といった、「デモ行進に参加する人って、どうなの?」という人の割合は、男性が46.0%に対し、女性は48.0%で、若干男性が上回るものの大きな差はない。

さらに、「デモ行進に参加する人って、どうなの?」というネガティブ派の割合を性別・年代別に見てみると、

年代ごとに男女で意識差があり、最も違和感を覚えているのは20代男性。女性は50代が4割だが、それ以外の年代は半数前後となっている。

ちなみに「自分もそうだ」と回答した人の割合が最も高いのは、20代男性の6.0%、次いで60代女性の2.2%と低く、30代40代の女性と50代男性は0%だった。


 

■理解と参加は別もの

実際に「デモ行進について、どう思うか?」聞いてみた。

「友達に誘われて、参加したことがあります。プラカードや横断幕、のぼりを持って歩く機会なんてなかったし、警備の警官もいたりしてトラブルもなかったので、ちょっとしたイベント気分でしたね。


今の日本で、デモをやって何かが変わる――なんてことはないのかもしれないけど、主張すべきことがあって、少しでもそれが周囲に伝わるなら、意味のないことではないと思うし、許可を取ってやる分には悪いことじゃないと思いました」(20代・男性)


「行政や企業の問題に対して、声を上げることは悪いことじゃないし、匿名で無責任な発言をするよりは、いいような気もするし、面倒な手続きを踏んで、きちんと言うべきことを伝える――それ自体は理解できるし、主張に共感できることもあると思います。


ただ『その方法しか、ないのかな?』と感じる部分もあるし、本音としては『自分が参加するのはイヤだし、ないな』ってところはありますね」(30代・女性)


諸外国と比較して「穏やか」とも言われる日本のデモ活動だが、一定の抵抗感を覚える人のほうが圧倒的に多いというのが、現状のようだ。

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(取材・文/しらべぇ編集部・チーム・ ぺる

【調査概要】
方法:インターネットリサーチ「Qzoo
調査期間:2017年6月2日~2017年6月5日
対象:全国20代~60代の男女1357名(有効回答数)

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