200年の伝統ある蔵と優れた技術力のある蔵が融合 阿賀野市『越つかの酒造』のDNA
地元の米と水、さらに蔵付き酵母にもこだわる。
■地元の米、水、酵母
越つかの酒造で造っている酒は70%が純米酒と、純米比率が高い。田中杜氏によれは、使うコメは「山田錦」を除き、全量新潟産。「五百万石」と「こしいぶき」が中心という。
「飲みやすい純米酒、少し辛めの純米酒がこの蔵の目指す味わいです。私はお客さんがうまいなぁといってくれる酒を造りたいと思っています」
そのためにこだわっているのが、地元の米と水。それに酵母の影響も大きいようだ。
「この蔵には優れた家付き酵母が棲んでいるんです。酵母は主にアルコール発酵を行い、酒の香り・旨みを作り出します。この蔵の家付き酵母は広島造場試験場で培養されて、「広島5号酵母」の名で他の蔵でも使用されているんですよ」
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■蔵見学も予約可能
信濃川と阿賀野川に潤される越後平野は、日本有数の穀倉地帯を形成し、この土地に豊かな食の文化をもたらした。
日本一のコシヒカリにナスや長芋、茶豆、それに阿賀野川で獲れるシジミに鮭。 これらの地のものと合わせてしみじみ美味い酒が、今日もこの蔵では造られている。
井口浩社長:当蔵では、あらかじめご予約いただければ、蔵見学が可能です。スタッフが蔵の中をご説明いたします。
現在でも創業当時の建物で酒造りを行っていますので、昔の面影を偲ぶことができます。蔵見学の後は、お酒の試飲ができますし、またその場でお買い求めも可能です。
それでは越つかの酒造自慢の商品を紹介しよう。