猫嫌いなのに飼い出す人まで… 流行を追う人は自分の意思がないのか
流行を必死で追う人を批判する人もいるが、ビジネスには役立つとの意見も。
流行から取り残されると、不安になる人たちがいる。その一方で「ブームに乗せられている」と冷笑する人もいるのだから、考えとは多様なもの。
しらべぇ編集部では、全国20〜60代の男女1,400名を対象に調査を行なった。その結果「流行を必死に追っている人は、自分の意思がないと思う」と感じている人は、47.5%もいることが判明したのだ。
■無理して若い子と同じ流行を追わなくても…
性年代別では、40代女性が一番少ない割合になっている。
若い頃のような感性が、だんだんと失われていく不安があるようだ。
「昔はなにも考えなくても、自然に流行を取り入れていた。でも今はそんな情報に触れる機会がなくなってきたから、ネットで必死に調べて、なんとかついていっている感じ」(40代・女性)
しかし、無理して流行を追う同年代に、批判的な意見も。
「若い頃はわかるけど、年を取ってから若い子と同じ流行を必死で追うのは違うと思う。かなり無理しているファッションの人とか、たまに見るけど…」(40代・女性)
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■猫嫌いがブームで飼いだす
流行を追っている人は、無理しているように見えるとの声も。
「自分の好きな服さえ着られないなんて、なんだかかわいそう」(30代・女性)
流行はファッションだけでなく、生き物にもあるのだから怖い話だ。
「ある女性芸能人が猫嫌いを公言していのに、ブームに乗って飼いだしたときにはびっくりした。動物の好みでさえ、流行に左右される感覚がわからない」(20代・女性)
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■流行に敏感なのは仕事にプラスか
流行を追うことを肯定する人たちは、それによって仕事につながるとの考えがある。
「今、なにが流行しているかもわからない人は、顧客のニーズに応えられないと思う。自分がハマるまではいかないにしても、常にアンテナは張っておかないと」(30代・男性)
自分の意見を持ちながらも、流行を取り入れることはできるという。
「自分の意思ばかり貫いていると、新しいものを否定しがちになってしまう。流行に柔軟に対応しながら、自分のこだわりと融合できる人が仕事のできる人に多い気がする」(30代・男性)
新しいものと古いものを組み合わせることにより、さらなるアイデアが生まれるのだろう。
(文/しらべぇ編集部・ニャック)
対象:全国20代~60代の男女1,400名 (有効回答数)