本家超えのラーメン二郎インスパイア店はあるのか? 調査10回目『ポークヌードル内藤』
背脂が雪のようできれいなスープ
東京のラーメン史を語る上で、避けられない「ラーメン二郎」。その人気を後押しするかのように、二郎インスパイア店と呼ばれる類似店も増加している。
生粋のジロリアンの中には、インスパイアを良く思わない人もいるかもしれないが、二郎というブランドを日本中に拡散することに一役買っているのは事実だろう。
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■食べ残しは追加料金あり
初台の新国立劇場からほど近い場所に、18:30からオープンするポークヌードル内藤を発見。
店名を掲げる大きな看板はなく、夕方ということもあり見逃してしまいそう。店内は広々としたL字のカウンターで、店主が一人で切り盛りしている。
メニューには偽郎(ぎろう)ラーメンと清々しいほどあっけらかんとしたネーミング。さっそく偽郎ラーメン(750円・税込み)を全マシマシで注文。
マシマシは野菜、背脂、ニンニク、麺が可能なようだが、マシマシコールで食べ残した場合は追加料金200円が必要だそう。
着丼した全マシマシラーメンは圧巻のビジュアル。
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■濃厚な豚のコク
計量してみると2,290g(器あり)と、それなりにずっしりと重い。
スープはこれまで調査した中でも豚のコクがトップレベル。スープはやや乳化しており、まろやかな口当たりで、プカプカと浮かぶ背脂がクリーミー。
そこに醤油が絶妙なアシストで味に緩急をつける。
野菜は心地いいシャキ感と優しい甘さが美味しい。粗めの刻みニンニクの辛みがプラスされ、食欲マシマシ。
麺はモチモチとした食感の中太ストレート麺。小麦の風味もしっかりと味わえ、スープに負けないぐらいの完成度。
麺の量が多いためか、額から汗が噴き出してきた。完全に個人的見解だが、デトックス効果を感じる。