怒鳴ってしまいがちなんだけど…「できれば怒鳴りたくない」の声も

怒鳴られるのも嫌だが、怒鳴る側も…

2018/02/23 06:30

(kimberrywood/iStock/Thinkstock)

怒りが頂点に達するなどして、思わず怒鳴ってしまった経験はあるだろうか。

普通に生活していると、そうそうない気もするが、街中で怒鳴っている人を見かけることも少なくないし、人によっては怒りの沸点が低いため頻繁に怒鳴ってしまう人も…。

しらべぇ編集部では、全国の20~60代の男女1,349名を対象に「怒鳴ることがある」か意識調査を実施した。

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■意外と女性も

全体では「よくある」4.3%、「まあまあある」10.4%、「たまにある」24.8%で、「怒鳴ることがあるほうだ」と回答をしたのは39.5%。

一方、「あまりない」27.9%、「ほとんどない」32.6%で、「そうそう怒鳴らない」派は60.5%。

一定以上の人が「怒鳴ってしまう」ことがあるようだ。

男女別で見てみると
「よくある」「まあまあある」「たまにある」の「怒鳴ることがあるほうだ」の割合は、男性41.2%に対し、女性は37.8%で男性がやや高め。もう少し男女差が開くかと思われたが、意外に女性も怒鳴ることがあるもよう。

ちなみに性別・年代別で見ると、男性は40代50代の中間管理職世代、女性は30代40代で子育て世代といわれる層が、他の年代と比較して高い数値となっており、女性が子供を叱る際に「怒鳴ってしまう」というのは、確かにありそうだ。


また、「怒鳴ることがあるほうだ」という人の割合を年収別で見てみると、

半数を超えたのは「700万~1000万円未満」で、前後の年収は半数近い数字。

「500万円未満」では4割弱で、こちらは「怒鳴られることはあるけど、怒鳴るわけにはいかない」ケースがあるのかも。


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■小4の息子が意味不明すぎて

実際に「怒鳴ってしまいがち」という人に話を聞いた。

「小学4年生の息子がいて、しょっちゅう怒鳴ってしまいます。上の娘は、一度言われると注意するタイプで、怒鳴ることは滅多になかったんですが…。私自身は姉妹で育って、活発なほうでもなかったんで、男子と遊ぶ機会もなかったし、この年頃の男の子がこんなに意味不明すぎる思考回路だなんて…というのが大きいかも。


上の子も男の子のママ友たちは『これが普通よ。時期が来たら大体ちゃんとなる。ただダメなことはダメって、怒鳴ってでも教えていれば、そのうち理解するから』って、言ってくれますが、石をポケットいっぱいに詰めて帰ってくるとか、『なんでなの!?』ってなっちゃうんですよ。


だけど、今はまだ“本当に、ちゃんとなるのか?”って不安もあるし、怒鳴るってパワー使うし、怒鳴っている自分のことも嫌で…ストレスのはけ口で怒鳴る人もいるようですが、私はむしろ怒鳴るほどストレスが溜まる気がしています」(30代・女性)


「屋外の仕事が多く、指示出しで声を張ることも少なくないし、地声が大きいこともあって、しょっちゅう怒鳴っている人と思われているみたいです。まあ実際に怒鳴っていることもあるから、そんなに間違った評価じゃないのかな。


しっかり指示が伝わらないとトラブルの元なので、ある程度は…というのもありますが、やっぱり自分も嫌な気持ちになるし、雰囲気も悪くなります。怒鳴っている印象を持たれないようには、したいと思ってはいるんですよ」(40代・男性)


もちろん、怒鳴られるほうも嫌だろうが、今回話を聞いた人は「できれば怒鳴りたくない」という考えで、怒鳴る側もネガティブに感じている。

危険を感じて「咄嗟に怒鳴る」など、仕方ないケースもあるかもしれないが、できれば必要最低限にして、別の伝え方を模索することがお互いのためになりそうだ。

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(取材・文/しらべぇ編集部・Sirabee編集部

【調査概要】
方法:インターネットリサーチ
調査期間:2017年8月25日~2017年8月28日
対象:全国20代~60代の男女1349名(有効回答数)

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