「なぜ嫌われるか理解できない」 「嫌われ者」を自覚する若者たちのホンネは…
「自分は嫌われている」と自覚している人は。調査の結果…
学校や職場、友人などの人間関係で悩みを抱えている人は少なくない。中には、こういった悩みから「もしかしたら自分は嫌われているかも」と思っている人もいるだろう。
しらべぇ編集部は、全国20〜60代の男女1,353名に「嫌われている自覚」について調査した。
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■若者ほど「嫌われ」を自覚
調査したところ、「そうだ」10.6%、「どちらかといえばそうだ」26.2%、「あまりそう思わない」42.6%、「そう思わない」20.6%。「嫌われている派」は36.8%と約4割という結果に。
また、男女別・年代別にすると…
男女別では、男性37.0%、女性36.6%と差はない。
しかし、年代別にしたところ、若い年代ほど「嫌われ者」と自覚していることがわかった。もっとも多いのが20代の女性で6割超えで、男性は30代で約5割との結果となった。若い年代といえば、現実の付き合いだけでなくSNSでつながる友人も多い印象だ。
しかし、その一方で嫌われているという自覚をもちながら関係を続けている人も多いのかもしれない。
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■「なぜ嫌われるのか理解できなくてつらい」
しらべぇ編集部は実際に話を聞くことに。
「同窓会、友人の集まりで、自分ばかり呼ばれないときに『嫌われている』と感じます。とはいえ、自分から『俺も行っていい?』とは言えないので、嫌われたら仕方ないと思ってあきらめます。
好かれている人ばかり好かれて、嫌われている人はとことん嫌われるという人が多すぎる気がします。そう考えると、自分は『嫌われている側』なんだなと」(20代・男性)
「友人から少し前まで遊びの誘いがきていたのに、ある日からぱったりと誘いがこなくなった。友人のインスタグラムを見ると、別の友人と仲良さそうに遊んでいる写真がアップされていて、とてもショックを受けました。
嫌われたと思ったら、LINEも非表示にして関係を切ります。とくに悪口を言ったとか、失礼なことをしているわけもないのに、なぜ嫌われるのが理解できなくて、つらいです。絶望すら感じます」(20代・女性)
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■いじめっ子は「嫌われ」を自覚しがち
また、「嫌われている」という自覚がある人の特徴をまとめると…
「昔いじめっ子だった」「ニートを自覚している」人の6割が該当した。もしかすると、いじめをする人の多くは「嫌われ者」と自覚をもっているのかもしれない。もしくは、人をいじめるという思いやりのなさや、人間関係をうまく築けない性格が、嫌われへの自覚に関係しているのかもしれない。
嫌われているという自覚から、うまくコミュニケーションがとれないケースも存在する。当然、嫌われていると勘違いしている場合もあるが、「どうせ嫌われているし」と思い切って開き直ったほうが楽に生きられるかもしれない。
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(文/しらべぇ編集部・シマウマ姉さん)
対象:全国20代~60代の男女1,353名 (有効回答数)