再現率高すぎる『海月姫』キャスト 内田理央が今夜再びモデル姿か!?
『海月姫』の魅力はストーリーに加え、キャラクターたちの個性の強さも
『Kiss』(講談社)にて連載された原作コミックから人気が高く、アニメ化、実写映画化、そして本作の連続ドラマと、繰り返し映像化される背景には、ストーリーの魅力はもちろん、登場人物たちのキャラクター性の高さが大きな支持を集めているといえそう。
主人公・月海や蔵之介、修といった、メインとなる登場人物だけでなく、脇を固めるキャラクターたちの個性の強さが、物語の厚みを増し、多くの人を惹きつけている。
濃いキャラだらけの『海月姫』だが、本ドラマのキャスティングはその再現性が高く、実写映画では描かれなかった人物も続々登場するなど、その演技も楽しみのひとつだ。
前回から第2章に突入し、月海(芳根京子)をめぐる蔵之介(瀬戸康史)と修(工藤阿須加)の三角関係がヒートアップしてきただけでなく、第7話からは「第三の男」カイ・フィッシュ(賀来賢人)が現れて、物語は新たなステージに入る。その前に改めて、再現率の高すぎるサブキャラたちを振り返ってみよう。
画像をもっと見る■尼~ずのしっかり者たち
『海月姫』を語る上で欠かせないのが、天水館で月海と共に暮らすオタク女子・尼~ず。4人もいると1人くらいは、「そんなに似てないかなぁ」なキャラが出てもおかしくないのに、全員完璧なのもすごい。
まずは尼~ずのリーダー的存在、着物オタクで和裁が得意、市松人形を収集する千絵子(富山えり子)。
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原作から抜け出てきたかのような面差しで、「ドラマの千絵子抄は、原作まんま」と言う原作ファンも多い。着物姿が似合っていることから、毎回「千絵子のファッションスナップ」を押さえているファンも。
第6話でニーシャに叱られたシーン、こんなにテンパった顔をしているのに、月海を支えるように肩を抱いているのが象徴的だが、まややが“ボンドガール”から逃走し、「殺し屋」と呼ばれていた過去を語った際に優しく諭す様子や、みんなの気持ちをほぐすために「尼~ず鍋」を用意するなど、お母さんのような雰囲気を見せる部分は、富山の落ち着いたトーンの声や演技あればこそだろう。
そして、もう一人のしっかり者、枯れ専のジジ様(木南晴夏)。
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ドレス作りでも戦力となるほか、多才でデジタルにも強い。クラゲのぬいぐるみの通販サイトや「ジェリーフィッシュ」のWebページを立ち上げ、「天水館を救うには、蔵子のアイデアに乗るしか方法がない」といち早く現実を直視するなど、浮世離れした尼~ずの中では最も地に足のついた人物でもある。
同じく月9ドラマの『貴族探偵』では、ややとぼけたところのある明るい令嬢・玉村依子を演じていたが、影の薄い猫背姿は同一人物とは思えない、ほぼ真逆のキャラクター。若手女優の中で名バイプレイヤーとして評価されている木南だけに、安定のクオリティだ。
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■尼~ずの自由人たち
千絵子とジジ様のしっかり者コンビに対して、自由すぎる武闘派コンビなばんばさん(松井玲奈)とまやや(内田理央)は、中盤に至っても「え? 本当に!?」とか「わかって観ていても、信じられない」という声が出るほど、普段の姿からは完全に別人になっている。
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ばんばさん役の松井は、本人もアニメ・漫画・鉄道が趣味のオタク気質を公言している。このドラマでも、私物の鉄道グッズを登場させているなど、「リアル・ばんばさん」のエッセンスを持ち合わせていることもあって、尼~ずの中でもかなり人気が高いキャスト。
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他の登場人物と違って、変身アフターでも目を隠したままであり、このままずっと「わかって観ていても、信じられない」状態が続くのか? にも注目が集まりそう。
そして、まやや役の内田理央は仕草だけでなく、声や話し方をかなり変えていることや振り切った演技で、松井同様に大きな人気を集めている。
第5話のファッションショーでは、本職のファッションモデルである内田がまややとして、どんなモデルぶりを見せるのか注目されたが、美しさを見せつつも「でも、まやや入ってるー」な姿だったのがすごい。