今働いている会社をどう思う? 収入と愛社精神の興味深い関係性
1日の大半を過ごす会社なのだから、できるだけ好きでいたいものだが…。
会社に行く一番の理由は、お金を稼ぐためである。しかしせっかくならば、楽しい気持ちで働きたいもの。そこでしらべぇ編集部では、全国20〜60代の男女1,349名を対象に調査を実施。会社に対する気持ちが、収入にも影響することも判明した。
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■お金のために仕方なく働く
全体では、会社をあまり好きではないと思っている人が、好きと思っている人を上回っている。
1日の大半を過ごす会社なのに、嫌だと思いながら働くのはつらいことだ。
「仕事内容は嫌いではないけど、とにかく人間関係が悪すぎる。家族もいるから、とりあえずお金を稼ぐために仕方なく働いている感じ」(30代・男性)
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■今の会社が好きでない理由
会社での人間関係で悩む人もいれば、仕事そのもののやりがいに疑問を感じている場合もある。
「小さな会社なので、私を採用した後に誰も入社していない。いつまで経っても一番下で、上司の言うことを聞くだけの仕事。学生時代の友達が任されるポジションにいる話を聞くと、焦りと不安を感じてしまう」(30代・男性)
これらの不満は、転職で簡単に解決することも。
「若干ブラックな会社から、数年前に転職。前の会社では『そんなのでは、他では通用しない』とかよく言われて、自分でも自信をなくしていた。
でも今の会社ではちゃんと評価されているし、なによりも居心地がいい。おかしな会社が言うことなんて信じてはいけないと、今では思う」(20代・男性)
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■収入が上がるほど会社が好きな人が多い
収入別では、年収が上がるほどに会社を愛している人が多い。
嫌な気持ちで働いているうちは、高収入を目指すことは難しいのかも。
「仕方なくやっている人が、好きで続けている人に勝てるわけがない。仕事を好きで続けている人は、結果に結びつきやすいと思う」(30代・男性)
また低収入の仕事は、やりがいを得るのが難しい場合も。
「低収入の仕事は、単純作業な場合も多い。それを好きかと聞かれても、『はい』と答える人は少ないと思う」(30代・女性)
あまり好きではないと思いながらも、今日も会社に向かう人がたくさんいるのだろう。
(文/しらべぇ編集部・ニャック)
対象:全国20代~60代の男女1,349名 (有効回答数)