ダジャレ、またの名をオヤジギャグ 本当におじさんが使っていると判明
ダジャレというと古臭いイメージになるが、形を変えて現在にも浸透をしているのは間違いなさそうだ。
「布団が吹っ飛んだ」などのダジャレは「オヤジギャグ」とも呼ばれ、主に中年男性が言うもの――といった認識がある。
そこでしらべぇ編集部では、全国20〜60代の男女1,328名を対象に調査を実施。「ダジャレをよく言うほうだ」と答えた人は、17.0%と全体的には少ない。いわゆるオヤジと呼ばれる人たちの割合が、気になるところだ。
■別名オヤジギャグは正しい
性年代別で見ると、どの年代でも男性が多い結果になっている。
さらに男性でも、年代が上がるほどに、割合が増えているのが印象的だ。「オヤジギャグ」の別名は、正しい表現のようである。
「頭に思い浮かんだものを、すぐに口にしてしまう。自分も若い頃は、父親のダジャレを聞きながら、『あんな、しょーもないことを言う大人にはならない』と思っていたのに…」(40代・男性)
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■愛想笑いでやり過ごす
ダジャレを聞かされる人たちは、どんな気持ちでいるのだろうか。
「上司だから、『つまらない』なんて絶対に言えない。みんなが愛想笑いをするからウケていると思い、さらに言う悪循環」(20代・男性)
一方で、ダジャレを言う人に、一目置く人もいる。
「私はよく思いつくなって、感心している。このあいだも、みんなで修正のシールを貼る作業をしていたら、上司が『そんなことシールか(知るか)』って言ってきた。頭が良くないと、なかなか浮かばないと思うんだけど…」(20代・女性)
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■ネットスラングにヒップホップもダジャレか
ネットスラングには当て字も多く、ダジャレからの派生とも取れるだろう。アカウントを「垢」やサーバーを「鯖」と書くのは、一般的にも認知されだしているほどだ。
「この先生きのこるには」は、「この先、生き残るには」を「この先生、きのこるには」と間違うことから生まれた。「ぎなた読み」と呼ばれる誤読だが、こちらもダジャレで使用されることも多い。
ネットとダジャレは親和性が高いようだが、さらには音楽文化にも共通するとの意見もある。
「日本のヒップホップで韻を踏むのも、ダジャレに近いものがあるのでは?」(30代・男性)
ダジャレというと古臭いイメージになるが、形を変えて現在にも浸透をしているのは間違いなさそうだ。
(文/しらべぇ編集部・ニャック)
対象:全国20代~60代の男女1,328名 (有効回答数)