怒って物に当たる人は迷惑か? 「手が痛くなるだけなのに」の声も

気持ち表に出すのが苦手なために、ストレスが爆発してしまう人も多い。

2018/03/01 09:30

壁を殴る

怒りの感情を表に出すのは、できるだけ避けたい行為だ。しかし、どうしても我慢できず、物に当ってしまう人もいるだろう。

しらべぇ編集部では、全国20〜60代の男女1,400名を対象に調査を実施。「怒って物に当たることがある」と答えた人は、全体で35.5%。抑えきれない感情を物にぶつける人は、やはり存在するのだ。


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■物に当たるのは悪いことだけではないが…

性年代別で見ると、20代から30代の若い女性が多い。

物に当たる性年代別グラフ

立場も力も弱い人の中には、物に当たることがストレス発散の方法だという人も。

「怒りが限界を超えても、それを家族にはぶつけられない。壁やクッションに当たることで怒りを発散していると考えれば、悪い面ばかりではない気もするけど…」(30代・女性)


女性特有の症状で、苦しめられている人も。

「普段は気が弱いのに、生理前はイライラしてしまう。会社で思わずキーボードをバシバシ叩いたりペンを投げつけたりしちゃうんですが、周囲は知らんぷり。いつもと急変しすぎて、怖いんだと思う」(20代・女性)


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■物に当たっても手が痛いだけ

物に当たった場合、被害を被るのは自分自身だ。

「物に当たっても、手が痛くなるだけ。もしも壊して買い直しになれば、手痛い出費だし」(30代・女性)


また、人がいるところですると、周囲から反感を買うこともある。

「誰も見ていないところならいいけど、人前でやると空気が悪くなるから止めて欲しい。まあ、怒っていることをアピールしたいんだろうけど」(20代・男性)


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■コミュニケーションが苦手な人に多い理由

コミュニケーションが苦手な人は、半数近くが怒って物に当たると答えている。

物に当たる傾向別グラフ

他人に上手く気持ちを伝えられないために、ストレスを溜め込んでしまうのだ。

「人付き合いが上手な人は、怒る前に自分の気持ちをきちんと伝えられるんだと思う。私は言いたいことを言わず我慢しているから、最終的には物に当たるしかなくなる」(20代・女性)


ぶつかることを避けてしまうのも、物に当たる要因かも。

「話し合いの中では、意見がぶつかり合うこともある。それを避けて逃げ回っていては、問題を先送りしているだけ」(40代・男性)


上手に感情を出せれば物に当たらずに済むのかもしれないが、そうは上手くいかないのが悩ましいところだ。

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(文/しらべぇ編集部・ニャック

【調査概要】
方法:インターネットリサーチ
調査期間:2017年1月20日~2017年1月22日
対象:全国20代~60代の男女1,400名 (有効回答数)

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