ビートルズや小室哲哉などの有名音楽家も? 楽譜が読めない人たち
日常生活では、楽譜が読めなくても支障がないとの意見も。
音楽を演奏する上で、楽譜はなくてはならないものと思っている人も多いだろう。しかし、楽器が弾けても楽譜を読めない人は、少なくない。
そこでしらべぇ編集部では、全国20〜60代の男女1,342名に「音楽について」の調査を行なった。
「楽譜が読めないほうだ」と答えた人は、全体で53.0%。楽譜になじみがある人は、少数派なのだ。
■ピアノ少女は楽譜を…
性年代別では、どの世代も男性のほうが高い割合になっている。
女性のほうが幼少期に、ピアノやエレクトーンを習う人が多いからだろうか。
「小さい頃からピアノを習っていたので、自然に読めるようになった」(20代・女性)
ただピアノ経験者でも、楽譜があまり読めない人もいる。
「ピアノを習っていたけど、楽譜は苦手だった。耳で覚えて、後は感覚で弾くって感じ」(30代・女性)
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■日常生活では役に立たない
一般的には日常生活で必要ないものなので、楽譜の読み方を勉強していない人が多い。
「読めたところで、なんの役にも立たない」(30代・男性)
「音楽の授業で習ったけど、受験には必要がないから忘れた」(30代・女性)
音楽の授業をちゃんと聞いていても、活用は難しいという。
「学校で習ったことはなんとかく覚えているので、筆記テストならいけそう。ただ楽譜を見れば音が浮かぶなんて能力はないので、読めるうちには入らないと思う」(20代・女性)
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■ビートルズや小室哲哉も
バンドをしていた人たちは、楽譜が苦手な場合が多い。
「高校のときから趣味でギターを弾いているけど、楽譜も読めないし音楽理論もよくわからない。それでもバンドを組んで、曲も作っていた」(30代・男性)
ビートルズや小室哲哉のような有名ミュージシャンでさえ、楽譜が読めないと語っているケースも。楽譜が読めることと音楽の才能は、また別なのかもしれない。
ただ作曲をするのに、やはり音楽理論をちゃんと勉強をしたいと思う人も。
「最近DTMを始めて、パソコンでポチポチしながら作曲をしている。知識がないから鍵盤を押して、頭に思い浮かんだ音を探すことの繰り返し。
楽しいけど、音楽理論を知っていたら、もっといろいろできるんだろうなと思う」(40代・男性)
クリエイティブなものは、その人の感性が影響する部分も大きいようだ。
(文/しらべぇ編集部・ニャック)
対象:全国20代~60代の男女1,342名(有効回答数)