「帰りたい場所、帰るべき場所へ」 法医学の尊さに反響『アンナチュラル』

恋人を失った者、家族を失った者…知らず知らずのうちに「帰りたい場所」になっていくUDIラボ

2018/03/03 15:00


 

■「おかえり」帰るべき場所へ

懸命な捜査の中、10人全員の身元が判明。頭部に損傷のあった「9番」と振られた男性の遺体は、傷害で逮捕歴があり、両親にも勘当されていたという男性。

「息子の遺体を隠すために放火された可能性がある」と聞かされていた男性の父親は、「バカ息子が!」と遺体に叱責してしまう。

しかし、火災の原因は放火ではなく、電子機器の発火であると判明したことで事態は急変。9番の男性は暴行されたのではなく、爆発の影響で頭部を強打した後、消防士だった父の教えを活かして取り残された人々の究明にあたっていたのだった。

息子の勇敢な最期と度々両親のことを口にしていたという証言などから、両親は涙。9番の男性は、法医学の力によって「我が家」へ帰ることができた。

また、妻の遺骨の受取を拒み続けていた男性もついに妻の遺骨を受け取り、「おかえり」と優しく語りかける。

一方で、UDIラボで働き続けることを決めた久部を父親は勘当。肩を落とした久部を、恋人を失った中堂や肉親を亡くしているミコトらが「おかえり」と言って温かく迎える場面も描かれた。


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■法医学の尊さに反響

改めて、「死と向き合うこと」や「死因究明にあたる法医学の尊さ」が強く描かれた第8話。視聴者の間にも反響が広がっている。

https://twitter.com/atr_8ytm/status/969597574326894593

第8話のタイトルは「遙かなる我が家」。毎度のことながらタイトルと脚本の秀逸さに感嘆の声があがる他、ニュースでは伝えられない災害時における身元特定の実情に触れられたことにも、反響があがっている。


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■ついに「中堂の敵」が明らかに…?

中堂の元恋人で、駆け出しの絵本作家だった糀谷夕希子が殺害された8年前の事件について、次回大きな展開を迎えることが予告編の段階から匂わされている。

UDIラボに、彼女と同じ「赤い金魚」の印が付いた若い女性の遺体が運ばれてくる他、彼女の絵本を出版した出版社は、久部が出入りしていた『週刊ジャーナル』と同じ「文詠館」。只ならぬ展開に、残り2話も鳥肌が止まらなくなりそうだ。

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(文/しらべぇドラマ班・もやこ

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