「越後三梅」とうたわれて地酒ブームを盛り上げた『峰乃白梅』 400年近い歴史の老舗蔵
幕末、長岡藩に「米百俵」を贈った三根山藩の城下町にある酒蔵だ。
「普通酒はつくらない」という酒蔵。
■モダンライトの新分野へ
淡麗辛口の酒を追求し主なラインナップとして展開してきた峰乃白梅酒造だが、新たな分野の開拓を試みている。
『KING OF MODERN LIGHT』のリリースはその一例だ。 このシリーズは、その名が示すように現代的でライトな風味をウリにするもの。
ジューシーでリッチな酸と、ふんわりとした甘みを強みに、乾杯酒から食中酒まで対応できる酒質。酸度高めでフレッシュなキレが心地よく、飲み飽きしない。
例えば純米大吟醸は、豊かな旨みとしなやかな酸が際立つ味。50%に精米された山田錦を100%使い、生野菜のような芳香、軽くふんわりとした甘み、しなやかな酸が織りなす世界はまさにパラダイス。食にも寄り添ってくれる。
また60%に精米した五百万石使用の純米吟醸は、香りはどこまでも控えめ。含むと軽快でかつ旨みたっぷりの味わいがスムースに広がる。かすかな酸を感じさせる含み香がこの酒のポイント。
五百万石由来のキレと調和して心地よい。 『KING OF MODERN LIGHT』は、現在の日本酒トレンドを取り入れたライトな感覚の新ブランド。今後の展開に期待が寄せられている。
それでは蔵元おすすめのお酒を紹介しよう。
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① 『峰乃白梅 本醸造』
新潟流淡麗辛口の伝統に育まれた飲み飽きしない酒。長年、多くのファンに親しまれている。コクとキレのバランスがよく、どんな料理にも合うのが特徴。
全国燗酒コンテスト2015・2016にて2年連続金賞を受賞している。五百万石・県産米使用。
② 『峰乃白梅 純米 瑞』
新潟淡麗でありながらコメの旨みをしっかりと味わえる純米酒。華やかで、酸味、旨みのバランスがとれ、キレ味もいい。
冷酒からぬる燗まで幅広い温度帯で楽しめ、冷酒だとシャープなキレ味に、ぬる燗だとふくよかな味わいになる。五百万石使用。
③ 『峰乃白梅 純米吟醸 潤』
低温長期醗酵により、酸度の少ないきれいな酒に仕上げている。スッキリとした口当たりの良さと、吟醸香特有の上品で果実のような香りが楽しめる。秋刀魚の塩焼き、里芋の煮つけなどとよく合う。五百万石使用。
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(取材・文/Sirabee編集部)