嫁ストップが起こる原因にも 新しいことを始めるのに勇気がいる人たち

スピード感が求められる世の中だが、変化を嫌う人も多い。

2018/03/07 11:00


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人間は、変化を嫌う生き物である。たとえ幸せにつながることであっても、現状維持をしたがるのだから不思議な話だ。

しらべぇ編集部では、全国20〜60代の男女1,357名を対象に調査を実施。その結果「新しいことを始めるには勇気がいる」と考えている人は、全体で55.6%もいることが判明したのだ。



■男女間で意識の違いが

性年代別では、すべての年代で女性のほうが高い割合である。男性は狩猟本能があるので、常に獲物を狙っているとの説がある。一方で女性は、狩りに出た男性の帰りを待ちながら、集落での交流を深めたという。

「私は石橋を叩いて渡るタイプなので、大きな変化は好まない。そんな私の性格を知っている彼氏は、内緒で転職していた。決まってから伝えられたのがショックで責めたら、『絶対に反対されると思ったから』って言われて…」(20代・女性)


いい人材が「嫁ストップ」で、転職を断念するケースもある。


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■思ったことをやらないと気がすまない女性

近年では「草食系男子」などの言葉が生まれ、狩猟本能が薄まった男性も増えている。

「僕はあまり出世欲とかないから、そこそこの状況が続けば満足ができるタイプ。現状維持するのだって、今の社会では難しいから」(30代・男性)


また女性でも、活動的な人は多くいる。

「私は思ったら、すぐに行動をしないと気がすまない性格。留学をしたり異業種に転職をしたり、かなりアクティブに動いている。だけど、すべてがいい方向に進むわけでもないから、周囲から『少しは考えてから行動をしろ』と言われることも」(30代・女性)


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■専業主婦は変化を嫌う

専業主婦(夫)と自由業を比べると、それぞれの特色で出る結果になった。

新しいことを始める職業別グラフ

自由業は、さまざまな案件に柔軟な対応が必要になる。新しいことを嫌うと、仕事がなくなるのだ。一方で専業主婦(夫)は、家庭を守るのが役割である。

「今さら働けと言われても、おそらく無理なんじゃないかなと思う。新しい環境に身を置くのが怖いし、仕事を覚えられるかも不安」(30代・女性)


どんどんスピードが速くなる社会の中で、変化への対応は大きな強みになりそうだ。

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(文/しらべぇ編集部・ニャック

【調査概要】
方法:インターネットリサーチ
調査期間:2018年2月9日~2018年2月13日
対象:全国20代~60代の男女1,357名 (有効回答数)
調査チャレンジ勇気挑戦
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