『カルテット』『anone』坂元裕二作品のファンの割合・特徴とは
『カルテット』『最高の離婚』『anone』『Mother』『Woman』『それでも生きていく』『問題のあるレストラン』『いつ恋』『東京ラブストーリー』などで知られる脚本家・坂元裕二。名言連発の台詞や軽妙な会話劇で人気を博す彼の作品のファンとは?
![anone/広瀬すず](https://img.sirabee.com/wp-content/uploads/2018/01/sirabee180105anone00-1-1200x800.png)
性格の正反対な夫婦を通じて男女もおかしくも愛しい関係性を描いた『最高の離婚』(フジテレビ系)、軽井沢を舞台に個性的な4人の音楽家の同居を描いた大人のラブサスペンス『カルテット』(TBS系)、さらにはかつての大ヒットドラマ『東京ラブストーリー』(フジテレビ系)などで知られる脚本家・坂元裕二。
軽妙な会話劇と表現としての純度の高さが魅力で、現在放送中の『anone』(日本テレビ系)も、数字はイマイチなもののそのクオリティには賞賛の声も少なくない。
そんな彼の作品のファンは、どれくらいるのだろうか。
■8人に1人がファンを自覚
しらべぇ編集部が全国の20~60代の男女1344名に調査を行なったところ、「『カルテット』『最高の離婚』などで知られる脚本家・坂元裕二のファンだ」と答えた人は全体の11.6%。思いのほか(?)低めな数値に。
宮藤官九郎、三谷幸喜、井上由美子などと並び現在の日本の映像界ではトップレベルとされる彼だが、宮藤や三谷のようにタレント的な活動はしていないせいか、作品と本人が結びつかなかった可能性もありそうだ。
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■20代男子に強い支持?
性年代別で見ていくと、20代男子がもっとも高く17.2%に。若者のドラマ離れが叫ばれて久しいが、この世代は坂元作品のファンが多いようだ。
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■テレビがない今どきな人にファン多し?
特徴別に見ると非常に興味深い結果が。「家にテレビがない」と答えた人の3割近くがファンと回答したのだ。
昨年放送の『カルテット』は松たか子、満島ひかり、松田龍平、高橋一生らが演じる個性的なキャラたちの台詞がネット上で大いに話題となり、「名言」として取り上げられることが非常に多かった。
また、先が読めないストーリー展開に考察を繰り広げる人が続出。SNSが発達した時代だからこその独特な盛り上がりを見せた。家にテレビがない人も、ネットでのバズり具合を見て「TVer」などで鑑賞したのだろうか。
視聴率的には伸び切らなかった作品だが、若者の心には確実に大きなインパクトを残していたようだ。
《これまでに配信した『anone』記事一覧はこちら》
(文/しらべぇドラマ班・Sirabee編集部 イラスト/みかごろう)
対象:全国20代~60代の戸男女1344名 (有効回答数)