「普通に泳いでるのに溺れてると思われた」リズム感っていろいろ大事
歌や音楽、ダンス、スポーツ、話し方まで…意外と多くのことに関係しているリズム感
音楽やダンス、スポーツなど、リズム感が重要とされるものはいくつかある。
例えば歌う際に、音程はとれるがペースがズレてしまう、スポーツなら個々の動きはできるけれど、一連の動作が上手く繋げられない、タイミングを合わせられないタイプなどに、「リズム感がない」と言われるケースがあるだろう。
しらべぇ編集部では、全国の20~60代の男女1,354名を対象に「リズム感」について、意識調査を実施した。
画像をもっと見る■男性はリズム音痴が多め?
全体では「ひどい」17.1%と「まあまあひどい」26.4%で「リズム感に自信がないほうだ」という人は43.5%、「まあまあ大丈夫」38.4%と「大丈夫」18.1%で「リズム感に自信あり」な人は56.5%となった。
男女別では
「ひどい」「まあまあひどい」の「リズム感に自信がないほうだ」の割合は、男性46.2%に対し、女性は40.8%と男性のほうがやや「自信ないなあ」という結果に。
さらに性別・年代別で見てみると
20代30代男性は過半数が「自信なし」と比較的高めで、全体的には年代が高いほうが「悪くない」という傾向となった。
文部科学省が2011年から小学校、2012年から中学校でダンスを必修化しているが、その世代は今調査の対象者ではないが、今後はそうした影響がリズム感の善し悪しに影響を及ぼすのか、気になるところ。
関連記事:辻希美、17年ぶりにミニモニのダンスを披露 「さすがプロ」「リズム感抜群」
■リズム感がないと苦労する?
実際に「リズム感に自信がない」という人に、話を聞いた。
「リズム感って意外といろいろなことに影響があるというか、音楽や歌は苦手だし、運動も単純に走るのはどうにか人並みだと思うけど、コツが必要なものって割とリズムがポイントみたいで、本当にダメ。水泳なんかも、手の動きと足の動きはやっぱりリズムなんで、自分では普通に泳いでいるつもりでも、溺れてると思われたことがあります。
子供がまだ小さいのですが、その点は夫に似たようで安心しました。今はどうってことないけれど、子供の頃にあれこれやっても全然上手くならないのは、結構切なかったので…」(30代・女性)
「致命的にリズム感がないです。カラオケに行けば、お笑い要因にしかなれないし、合いの手も手拍子もズレる。スポーツも自分の脳内で再生されている動きとは、かけ離れた妙な動作で、撮影された動画とか見ると自分でも爆笑するレベル。
いや、今はもうそれを笑えますけど、開き直るまでは苦労が絶えないというか、つらかったですよ。一生懸命やればやるほど、笑われることが多かったし。『話すテンポが、ちょっとおかしくない?』とまで言われた時には、軽く絶望すらしました。
それが持ち味だって思えるようになったけど、やっぱり歌の上手い奴が、カラオケで口説いているのとか見ると、本音では『チクショー! うらやましいぞ(笑)』って思いますねぇ」(20代・男性)
普段の生活の中では、あまり意識することはないが、リズム感に苦手意識がある人は、さまざまな場面でコンプレックスを感じているようだ。
(取材・文/しらべぇ編集部・Sirabee編集部)
対象:全国20代~60代の男女1354名(有効回答数)