風邪や花粉症予防だけでない 常にマスクを着用する人たちの理由
街中でマスクをしている若者を多く見かけるが、それぞれに理由があるようだ。
街行く人々に目をやると、マスクをしている人が多い。一体どんな層に、マスクは普及しているのだろうか。
しらべぇ編集部では、全国20〜60代の男女1,357名を対象に調査を実施。「常にマスクを着用しているほうだ」と答えた人は、全体で19.9%と少ない結果に。年代や性別で変わるのか、気になるところだ。
■マスク依存症の恐怖
性年代別では、すべての年代で女性のほうが多い割合になっている。テレビでも取り上げられ、話題になっているのが「マスク依存症」。マスクで顔を隠さないと、不安になってしまうのだ。
「マスクをしているほうが、落ち着く感じがする。普段から目立つのが嫌いな性格なので、ひっそりとしたい願望の現れなのかも」(20代・女性)
元から女性はメイクをして、普段の自分を隠す一面もある。
「すっぴんを隠すのに、マスクをする。メガネをかければ、さらに完璧」(30代・女性)
関連記事:「黒マスクをつける」10代は3割近くも 中高年からは「ヤンキーみたい」の声
■本来の使い方
もちろん本来の用途で、マスクを利用している人も多い。
「原因はよくわからないけど、年中鼻炎で鼻水がひどい。マスクで予防というよりも、鼻水がいきなり垂れてきても気づかれないようにする意味が大きい」(30代・男性)
「満員電車に乗るなど人混みの中にいるときには、風邪などの病気をもらわないかが心配。仕事を休むわけにはいかないから、少しでもリスクを下げるようにマスクをしている」(40代・男性)
マスクをしている人が増えれば、本来の利用もしやすいだろう。
関連記事:「夏用マスク欲しい」50代女性は8割弱 汗でのメイク落ちも課題か
■ファッションとしてのマスク
リア充を自称している人は、マスク愛用者が多い。
マスクはもはや、ファッションの一部でもあるようだ。
「私がするマスクはドラッグストアで売っているような使い捨てのものだから、かわいいとかおしゃれとかの感覚はない。でも『みんながやっている』ものが流行だから、マスクをしていると『乗っかっている』感じがするのかも」(20代・女性)
ファッション性を考えられたマスクも、次々に発売されている。
「最近では、ファッション性やかわいさを重視したマスクも販売されている。洋服に合わせてマスクをコーデするなんて話も聞くし、マスクはもっと流行しそう」(20代・女性)
マスクはファッションアイテムとして、さらに定着するのだろうか。
(文/しらべぇ編集部・ニャック)
対象:全国20代~60代の男女1,357名 (有効回答数)