ドライバー不足なのに…再配達を指定したのにまた不在にする人たち

ドライバー不足が問題になる中、利用者の協力が欠かせないはずが…。

2018/03/25 05:00

(TAGSTOCK1/iStock/Thinkstock)

宅配業者では、ドライバー不足が深刻な状況になっている。配達しても不在が多く、効率良く配送ができないのも問題のひとつだ。

そこでしらべぇ編集部では、全国20〜60代の荷物の再配送を利用したことがある男女1,048名に「再配送の受け取りについて」の調査を実施。

「荷物の再配送をお願いした日時に、不在をしてしまったことがある」と答えた人は、全体で24.0%。再配達をお願いしながら家にいない人は、やはり一定数いるのだ。


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■トイレにいる間に再配達が

性年代別では、20代から30代の女性が高い割合になっている。

再配達に留守性年代別グラフ

女性のほうが、几帳面な対応な気もするが…現実は逆のようである。

「家で待っていたけど、ちょうどトイレに行っているときに宅配業者が来た。急いで出たつもりだけど、ドアを開けると誰もいなくて…。あちらも忙しいから、出てこないと思ったら諦めが早いみたい」(20代・女性)


仕事のために、再配達の時間に帰宅できなかった人も。

「次の日には早く帰宅できると思っていたので、再配送をお願いした。しかし、仕事でトラブルが発生してしまい、対応しているうちに気づけば夜に…。


家に帰ると、またポストに不在通知が入っていて、申し訳ないことしたなと思った」(30代・女性)


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■会社にいる時間が長いために…

専業主婦(夫)よりも会社員のほうが、やはり再配達時に不在にした経験が多い。

再配達に留守職業別グラフ

専業主婦(夫)は家にいることが多いので、突然の配達でも対応がしやすい。一方で会社員は、会社にいる時間が長いのでそうはいかないのだ。

「うちは共働きだけど、なぜかお互い『どちらかが家にいるから大丈夫』と思ってしまう傾向がある。そして時間指定をして荷物が来る日に限って、二人共いないってことが多くて。


最近はニュースで問題になったから、気をつけるようにしているけど」(30代・男性)


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■利用者もウェブサービスの活用などで協力を

ネットショッピングの普及により、配送業者は対応に追われていると、ニュースでも何度も取り上げられ、利用者の意識も変わりつつある。

「これだけドライバー不足や再配達が問題になっているのだから、利用者も協力していくべきだと思う。家にいることが少ない人は、コンビニで受け取るなど対策はいくらでもある」(40代・男性)


クロネコヤマトの「クロネコメンバーズ」など、各配送会社ではウェブ上で日時や届け先の変更ができるサービスを実施している。利用者にとっても便利なサービスなので、上手に活用したいものだ。

今後さらにネットショッピングの発展が予想されるが、この状況が続くと配送が対応できなくなる。利用者の協力はもちろんだが、さらなる対策が求められるところだろう。

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(文/しらべぇ編集部・ニャック

【調査概要】
方法:インターネットリサーチ
調査期間:2018年2月9日~2018年2月13日
対象:全国20代~60代の荷物の再配送を利用したことがある男女1,048名(有効回答数)

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