会社員から無職まで… 自分だけでできる仕事に憧れる人たち
一方であまりに一人だと、孤独だと主張をする人もいる。
職場の人間関係が上手くいっていないと、「もう、誰とも接することなく仕事がしたい」と思うのも無理はないことだ。
そこでしらべぇ編集部では、全国20〜60代の男女1,357名を対象に調査を実施。「できれば、人と接することがほとんどない仕事がしたい」と考えている人は、全体で44.4%。意外と多くの人が、一人で仕事をこなしたいと考えていることが判明したのだ。
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■女性たちの職場の現状
性年代別では、20代から40代の女性が半数を超える割合になっている。
女性が多い職場では、人間関係が複雑になりやすいとも言われるが…。
「今の職場は女性が多く、派閥や陰口などが横行している。女性のすべてがこんな陰湿なわけではないんだろうけど、嫉妬深い人が集まると悪いほうに向きやすい」(30代・女性)
一方で、男性が多い会社で働く女性も、かなりの苦労をしている。
「女性が少ない職場なので、完全な男性社会。セクハラはないけれど、反対にめちゃくちゃ扱いが悪い。『あいつは女だから…』って目で見られるのが嫌なので、一人で仕事がしたいなって思う」(20代・女性)
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■無職も会社員も人と接したくない
無職・家事手伝いでは、半数近くが人と接することがない仕事をしたいと思っている。
中でも引きこもりがちな人は、人間関係の構築が苦手な場合が多い。一人でできる仕事があれば、社会復帰ができると考えている人もいるだろう。
しかし会社員でも、無職・家事手伝いと近い割合なのは気になるところだ。現在、人と接しながら働いている人さえ、できればやめたいと思っている。
「上司の顔色を伺いながら仕事をするのに、疲れてしまった。本来は顧客のために仕事をしているはずなのに、それが許されない環境。人間関係って、本当に面倒だと思う」(20代・男性)
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■ずっと一人もつらい…
一方で孤独を経験した人は、人と会わない日々のほうが苦痛だと主張する。
「体調を崩して、数ヶ月の間だけ自宅療養をしていたことがある。それまでは一人でいるのが好きだと思っていたけど、あまりにも人と接することがなくて孤独だった。人はないものねだりなだけなんだなと、そのときに実感をした」(30代・男性)
人は一人では生きれないものだが、他人と接することでトラブルが起きやすいのも事実。上手にバランスを取りながら、生活したいものだが…。
(文/しらべぇ編集部・ニャック)
対象:全国20代~60代の男女1,357名 (有効回答数)