池松壮亮『宮本から君へ』特別試写で新入社員へ宮本として熱いエール

テレビ東京新入社員特別試写会で『宮本から君へ』主演の池松壮亮、原作者の新井英樹氏らが登壇

2018/04/05 06:30

池松壮亮,新井英樹,MOROHA

明日6日深夜0時52分よりドラマ25『宮本から君へ』(テレビ東京系)がスタートする。

放送に先がけ、4日テレビ東京新入社員特別試写会がテレビ東京本社で行なわれ、原作者の新井英樹氏、エンディング曲を担当するMOROHAのアフロとUKの2人に加え、サプライズゲストで池松壮亮が登場した。

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■テレビ東京は懐が深い

新井英樹

試写の前に挨拶をした新井氏は、「1年2か月でサラリーマンをリタイアした人間なんで、そんな俺を呼んでくれるテレビ東京さんは懐が深い」とコメントして、会場を沸かせる。

MOROHA

また、MOROHAはデビューから10周年ということで新人時代の苦労を聞かれ、UKが今も苦労はあると言いつつ、「いろんな、苦労のほうが絶えなくて、でも10あるうちの1ミリでも、いいことがあると全部覆るんですよね」と話し、これから大変なこともあるだろう新入社員を勇気づけた。


さらに、新人時代の苦労で、今に繋がっているターニングポイントを聞かれ、最初に投稿した漫画が賞を獲ってデビューした新井氏が

「漫画のシステムがわかんなくて、読み切りで描いたものの主人公のキャラクターが受けたら、そのまま連載になるっていう話だったはずなのに、そのやり方知らなくて。俺、描く漫画、描く漫画みんな主人公を殺してたんで」


と語った失敗談には、報道陣も爆笑。

「たまたまサラリーマンで読み切りを描かないか? って言われて、描いた読み切りが『宮本から君へ』で」と、初連載作品となったきっかけが語られた。


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■宮本として語った池松壮亮

池松壮亮,新井英樹

試写後のフォトセッションで、サプライズゲスト・池松壮亮が登場し、新入社員たちは驚きと共に喜びの表情を浮かべる。その後、改めて池松と新井、18名の新入社員たちでトークイベントがスタート。

池松壮亮

「新入社員に、こんなオレンジの髪型して、スーツも着てないような奴が何を話したらいいのか」とぼやき、「はっきり言って、僕から学ぶことはないと思いますね。学ばないほうが、むしろいいと思います」と言いながらも、社会人の先輩としてさまざまな質問に答えた池松。


池松壮亮

新入社員から試写を観ての感想を交えた質問として、愚直さや曲げられない点について聞かれ、

「僕自身は何もないですけど、宮本に関して言いますと、傷つく覚悟。新井先生は連載で『連戦連敗』という表現をされましたけど、それだけ何度も戦える勇気。負けても負けても、さらに立ち上がって、さらに負ける、勝ちに行って負ける――それをできることが1番の宮本のセールスポイントという。


それはどんな世界にも通ずるものだと思っていまして、それだけ、宮本浩からみなさんに伝われば、もう充分かなって思っています」


と、役者・池松壮亮としてではなく、『宮本から君へ』主人公・宮本浩としての言葉を口にした。


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■ドラマ『宮本から君へ』

原作は90年代に『モーニング』(講談社)で連載され、多くの若者を魅了した同名漫画で、恋にも仕事にも不器用な新入社員・宮本浩が主人公だ。

ドラマ『宮本から君へ』第1話のあらすじを見てみると

文具メーカー・マルキタの営業マンになった宮本浩(池松壮亮)は、未熟で営業スマイルひとつできず、自分が社会で生きていく意味を悩んでいた。そんな宮本は通勤途中、駅のホームで一目ぼれしたトヨサン自動車の受付嬢・甲田美沙子(華村あすか)に声をかけるタイミングをうかがっていた。甲田は、宮本 の同期である田島薫(柄本時生)が「次元が違う」と言うほどの美人。意を決して、宮本は駅のホームで甲田に声をかける…。


池松が演じる、不器用で、でもそこが愛らしくて共感できる宮本浩が、仕事や恋に取り組む姿は、リアルタイムに新人生活をおくっている人たちを元気にするだけでなく、かつて新入社員だった人にも、初々しさやフレッシュな感覚を蘇らせてくれる。

営業マンとして、ひとりの男性として、成長していく宮本のヒューマンストーリーに、熱い気持ちになる人は少なくないはずだ。

【宮本から君へ】
放送日時:4月6日より 毎週(金)深夜0時52分~1時23分
(テレビ東京、テレビ大阪 ほか)
主演:池松壮亮
出演:柄本時生、星田英利、華村あすか、新名基浩、古舘寛治、高橋和也、浅香航大、酒井敏也、蒼井優、松山ケンイチ ほか
原作:新井英樹『定本 宮本から君へ』1巻~4巻(太田出版)
監督・脚本:真利子哲也
製作著作:「宮本から君へ」製作委員会

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(取材・文/しらべぇ編集部・Sirabee編集部

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