大相撲の根深い「女人禁制」 女性市長もわんぱく相撲も「女は土俵にあがるな」

相撲協会に根深く残る「女人禁制」のしきたり。今この機会に、少しずつでも変わっていってほしい

スポーツ

2018/04/06 15:00

相撲
(630ben/iStock/Thinkstock)

しらべぇでも既報のとおり、4日に京都府舞鶴市で行われた大相撲の春巡業において、あいさつをしていた市長が土俵上で倒れ、救護にあたった看護師の女性に不適切なアナウンスがなされた。

相撲協会は「不適切な対応」があったことを認めて謝罪し、救護にあたった女性に感謝の言葉を述べている。

しかし、今回の騒動で大相撲の「女人禁制」の厳格さが浮き彫りともなり、インターネット上では様々な声があがっている。


 

■女性市長「土俵上でのあいさつ」を拒絶

舞鶴市での「不適切アナウンス」騒動が取りざたされる中、他方でも「女人禁制」の伝統により、問題視される事案が報じられている。

6日に予定している大相撲の地方巡業・宝塚場所にて、開催市を代表して参加する中川智子市長が、巡業の主催者側に「男性の首長と同様に土俵上であいさつしたい」との意向を伝えたところ、断られていたことを神戸新聞が報じた。

報道によると、主催する実行委員会側が日本相撲協会の親方に確認したうえで「相撲の伝統に配慮し、下でお願いします」と回答したという。

中川市長は神戸新聞の取材に対し

「『女性だから』という理由であれば、おかしい。土俵の上か下かは別として、平等に同じ対応を徹底するよう強く要望する」


と、コメントしている。


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■「女人禁制を考え直して」意見相次ぐ

大相撲の伝統を重んじることはとても大切だが、「性別によって差別的な扱いが行われている」という事実に、Twitter上では疑問の声が多くあがる。

・宝塚市内で巡業があるんだが、市長を土俵上で挨拶させないんだってさ。「女性市長だから」という理由に絶望するね。見えてないんだ世の中が


・そもそも、女人禁制を認めていること自体がこの国に女性差別が根付いているということだとなぜ気づかない。女が男に危害を加えるから禁制なのではない。ただ、女は穢れだからというだけの理由だぞ。バカバカしくて呆れを通り越して怒りが湧く


・今回を機に女人禁制は考え直してほしい。「両国まつり」のイベントで相撲教習所で力士のみなさんに参加者が挑戦できる企画もありますが、女の子はダメ、と、うちの子も悲しい思いをしたことがあります


「男女平等」な社会を目指して、皆が歩み寄ろうとしている中、「女性蔑視を根付かせている」との意見が多くの共感を得ている。

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