大阪の日本一高いビル「あべのハルカス」 神奈川での知名度が高い理由
地上300mのスリルを楽しむアトラクション、『エッジ・ザ・ハルカス』も好評。
現在、日本一高いビルは大阪にある「あべのハルカス」である。300mの高さを誇る同ビルには百貨店やオフィス、美術館、展望台などが入居し、連日たくさんの人たちが足を運ぶ。
しらべぇ編集部では、全国20〜60代の男女1,357名に「大阪について」の調査を実施。「あべのハルカスを知っている」と答えた人は、全体で61.1%。地域での差が気になるところだ。
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■神奈川であべのハルカスの知名度が高い理由
ハルカスのある近畿と首都圏を比較すると、やはり大きな差が見られた。
地元の人たちが良く知っているのは当然だが、首都圏ではもう少し知名度を伸ばしたいところである。首都圏でもさらに細かく見ると、裏事情が見えてくるのだ。
あべのハルカスが誕生するまで日本一のビルは、「横浜ランドマークタワー」だった。1位の座を奪われた県民は、嫌でも記憶に残っているのかも。
大阪に住む女性は、ランドマークタワーについて次のように語る。
「ハルカスができるまで、ランドマークタワーが1位だったことを知らなかった。だから関西以外の人たちが、ハルカスを知らないのも仕方がないのかな…」(30代・女性)
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■日本一でなくなる日が近づく
現時点では日本一の、あべのハルカス。しかし東京・丸の内エリアに、三菱地所が2027年の完成に向けて390mのビルを建設中。
さらに、東京・虎ノ門・麻布台エリアに森ビルが330メートルのビルの建設を発表。完成予定が2022年のために、あべのハルカスが日本一でいられる期間はあと4年ほどなのだ。
そこでハルカスは高さではなく、体験で勝負に出る。
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■地上300mのスリルを体験するアトラクション登場
あべのハルカスの展望台「ハルカス300」では3月7日から、「EDGE THE HARUKAS(エッジ・ザ・ハルカス)」というアトラクションがオープン。
地上300mの最頂部にあるデッキを、命綱だけで渡るスリルと爽快さが売りである。勇気ある挑戦者が連日駆けつけ、土日祝日には長い待ち時間ができるほど。
「そこまでするのは怖い」と思う人は、60階の展望フロアでゆっくりと眺望を楽しむのがおすすめだ。昼と夜では雰囲気も大きく変わるので、比べてみるのもおもしろいだろう。
雨の日は真っ白でなにも見えないときも多いが、運が良ければ雲海が拝めるかも。
そしてハルカス300のキャラクターあべのべあも、雨の日限定の「雨模様」できまぐれに登場をする。
海外からの観光客も多い大阪のランドマークとして、「あべのハルカス」はこれからも人々に愛される存在であり続けてほしいものである。
(文/しらべぇ編集部・ニャック)
対象:全国20代~60代の男女1,357名 (有効回答数)