坂口健太郎主演『シグナル』 映画のような美しい映像表現に反響
韓国の映像作品では「重く暗い、そして後味の悪いサスペンス作品」が人気だが、この作品もそういう方向性になっていくのだろうか。
10日、坂口健太郎主演ドラマ『シグナル 長期未解決事件捜査班』(関西テレビ系)の放送がスタートした。
この記事では見逃してしまった人のために、第一話のストーリーを細かく説明しつつ、見どころを深掘りレビューしていこう。
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■15年前の事件を目撃
主人公の三枝健人(坂口)は小学1年生だった15年前、雨の日に誘拐事件を目撃する。しかし、警察は別の男を犯人と断定し、犯人は女だと訴える健人の話を聞かない。
数日後、女子児童は遺体で発見。中本慎之助(渡部篤郎)や岩田一夫(甲本雅裕)らが捜査を続けるが、手がかりは得られず事件は未解決のまま。
誘拐当日、健人は女子児童に傘を貸さなかった(一緒に入るように誘わなかった)のだが、これが原因で心に傷を負うことになる
そして事件から15年後、三枝は警察官になっていた。明晰な頭脳と高度なプロファイリング能力を持つ一方で、警察という組織を信用していない、一匹狼に近いタイプだ。
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■過去と繋がる無線機が事件の真相に光
そんなある日、健人は警察署を出たところで廃棄処分されるはずの無線機を発見。それには電池が入っていないにも関わらず、大山(北村一輝)という刑事が自分のことを呼びかけていた。しかも、巡査の健人をなぜか「警部補」と呼び…。
じつは大山は15年前に事件を担当していた刑事のひとりなのだが、現時点での健人にはわからない状況。健人がその情報をもとに現在は廃墟となっている谷原記念病院を訪れると、白骨化した遺体を発見。それは誘拐事件の犯人とされていた人物だったことがわかる。
時効成立前日、中本は被疑者が自殺していたと発表するが、健人が会見直後に乱入して、真犯人は別におり、また証拠は掴んでいると発言。それを機に捜査は一気に進み、先輩刑事の桜井美咲(吉瀬美智子)や山田勉(木村祐一)と捜査を進めていく。