「酒を飲まずに夕飯を食べられる店が少ない」 投稿に共感の声相次ぐ
居酒屋で聞かれる「お飲み物何にしますか?」 お酒を飲まない人には負担なこの言葉から「飲まないけど食べていい夜に行けるお店」にまつわる議論に。
仕事で疲れたときや帰るのが遅くなったときに、飲食店で食べて帰った経験のある人は多いだろう。しかし、お洒落なお店や居酒屋になると、「サクッと食べて帰る」ことのハードルが高くなりがちだ。
「はてな匿名ダイアリー」に投稿された「酒を飲まずに夕飯を食べられる店が少ない問題」というエントリーが注目を集めている。
■「飲み物を注文する前提」に違和感
投稿者は比較的都心に住んでいるという人物。気になる店は色々とあるものの、「飲み物どうなさいますか?」のプレッシャーが怖くて、なかなかお店に入る勇気が出ないという。
また、投稿者は特別酒嫌いというわけではないものの、平日に1人で飲むほど求めているわけでもなく、「ソフトドリンクを頼めばいいのかもしれないが長居する気もないのにウーロン茶飲むのもなんだかバカらしい」と心情を吐露。
そのようにして選択肢を省いていくと、最終的には「ラーメン屋かチェーン店しかなくなる」というのだ。
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■「わかる」と共感相次ぐ
この投稿に対し、他のネットユーザーからは共感の声が相次ぐことに。
・断って水を頼むけど、一々面倒なのは確か。それでついこちらの顔を覚えてるような店を選んでしまう
・わかるー。この間岐阜に泊まった際に居酒屋はいくらでもあるんだけど、飯屋がなくって…。で、チェーン店入るのも癪だったので、スーパーで総菜買い込んで部屋飲みしたわw
・都会じゃない方がそうだよ。地方都市なんて駅前に飲み屋しかない
・これ書いたの僕なんじゃないかと思うくらい同じことよくネットに書いてるw やっぱりお酒で利益だしているタイプのお店には入りにくいよね
・夜だととくに、なんで飲むこと前提なのよって思うな。世の中飲めない人も多いのに
これを受け、投稿者も追記。
「店側としてはドリンクで儲けを出したいていう考えはわかるんだけど酒は飲めないけど美味しいご飯が食べたいっていう層はけっこういると思う」と述べ、「グルメサイトとかで、酒なしOKみたいなフィルタを作るのは需要あるんじゃないのかな」とまとめたのだった。
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■「一人飲み」好き率は4割
しらべぇ編集部では「一人飲み」について全国20~60代の男女1,340名を対象に調査を実施。その結果、「大好き」が9.5%、「まあまあ好き」が30.7%で全体の4割が好きという結果に。
つまり、6割は「一人飲み」が好きではないということだが、この中にはじつは「一人飲みは好きじゃないけど『一人食べ』なら好き」という人がじつはそれなりにいるのかもしれない。
「お酒で利益を出す」という考えは飲食店経営では常識かもしれないが、差別化をはかる店がでてきても面白いかもしれない。
(文/しらべぇ編集部・Sirabee編集部)
対象:全国20代~60代の男女1,340名(有効回答数)